写真とエッセーの森

徒然の写真によせて

われから

2014-11-24 | つぶやき

自らのつたなさに思い至る

ワレカラは海藻にすむ小形の甲殻類。

このミズカマキリに似た、かくべつ麗しいとも愛らしいとも見えぬ小動物が詩歌に

掬い取られたのは「我から」だれのせいでもない我が心や行いのつたなさゆえにと

[音]が通うからである。

君をなを恨みつるかな海女の刈る藻に住む虫の名を忘れつつ

藻に住む虫の名を忘れ、あなたを恨めしく思いますといい当世風。

ワレカラはほとんど現代の詩から忘れられたが、心に留めておきたい。と

古今歌ことば辞典で言う。

 

イチゲソウに雪が積もる想像。

忘れやすいのでおさらいです。

 


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