進学・卒業・その後？

今日から１１月。

早いなぁ。
…という言葉も、このブログではもう見飽きたかも。

娘は高校３年生。
…といっても、普通高校ではなく
通信制の高校に通ってる。
普通高校に通ってる子は、もう進む道を決めているけど、
娘は何ひとつ決めてない。

おもしろいもので…
この学校は大学院の建物を借りて運営されていて、
大学院生と同じ校舎で学べる。

…といっても、日曜日に開校されるので、
この日は大学院生はいないけど。

３年間、スクーリングをやり、課題をやって、試験を受け、
それで一定のレベルをクリアすると無事卒業。
普通科卒業と同じ卒業証書を手にできる。

こんなにいい学校なのに、なかなか知れ渡ってないから不思議。
中学校の進学指導の先生も、あまり知らないし、知ろうとしないらしい。

中学校の進路指導のセンセ～！　
こんなにいい高校が全国にあるのよ。
高校に進学したがらない生徒に教えてあげて！

ただの金儲け主義の通信制の学校が多く、
３年たっても４年たっても卒業のできないコのいる中、
ここは最低やらなきゃならないことだけクリアすれば、
絶対間違いなく３年で卒業のできる学校。

高校卒業というライセンスは、
日本においてものすごく必要だし、
これから高校も義務教育化みたいになると
今、高校進学という選択をしないと
後から自分の学歴を悔やむことになるかも。

何かの試験を受けるとき、
試験を受ける資格は高卒以上という文言が入ってると、
まず、高校卒業のライセンスをとりにいくという
回り道をしなければならない。
すぐ起業して、会社を経営しても、後で何かの資格が必要な時、
やはりそこで躓くし。

てか、Ｍの時代にこの学校があれば、飛びついてたと思う。
行きたくないと思いながら、ただ毎日学校に通って、
受けたくない授業を上の空でやり過ごして、
こんなにいい天気なのに、何で自分は外にいられないの？　と、
窓の外を見てた無駄な時間。
Ｍのバヤイは私立に突っ込まれたから、
時間だけじゃなく、お金も無駄だったなぁ…。

みんなが学校に拘束され、お仕着せの授業を受けている間
娘の学校は平日の昼間は授業がないので、
自分の好きなことに時間が使える。

映画を観たり、すいてる時間帯に美術館に行ったり、
自分の興味のある市民講座を受けたりして、
ものすごく有意義に時間を過ごせる。

娘の３年間は、バイト生活に明け暮れた。
社会勉強をしながらお金がもらえるのはいいことだ。

でも、学校の集団生活を送っていないので、
集団で何かをするってことは苦手のよう。
どこぞの会社に入ると、まず組織ってものありきなので、
多分、それはかなりのストレスになるだろうな…

てか、進学するなら今決めないと…の世界で、
なんとも…のんびりしてる娘。
進学する気はないようだし、
親も、気のないコにお金をかけるほど裕福じゃないので、
無理に進学をすすめてはいない。

３年間、バイトをしながらも、実用的な習い事をしてきているので、
このままその延長上にいても、違和感はないかも。
この先のビジョンが何もない娘。
こりゃ、どうしたものか…
大学なんていけるレベルじゃないし、イマドキ大学に行っても
就職難民になるだけだし、世知辛い世の中だなぁ…。

そういえば…

「大学、どこ受かったんだっけ？」
「あぁ、バカ田大学」
「すげぇ…バカ大かぁ…」

…って、レオパレスのＣＭがあるけど、
バカ大、本当にあると楽しそうだな…。

さて、高校三年生。
イマドキの高校三年生って、有名人がたくさんいるけど、
娘も同じ年なのになぁ…

ＤＮＡとか、育った環境とかが良ければ
子どももスクスクと存分に才能をのばせるのよね…。

親が親だし…
生まれてきた家が悪かった…と、
ま、娘には諦めてもらおう、というか諦めているっぽいけど、
自助努力で何とかよろしくやってくれ…であります


さて、娘の通ってる高校がどこにあるか、
そこに行きたいとか、子供をそこにいれたいと思う方は
こっそりコメントでご質問をどうぞ。
丁寧におこたえいたしますです。

これだけ生活様式が多様化してるのに、
皆が同じように全日制の高校に行くこと自体、
Ｍにとって不思議でありますわ

しかも、みんなと同じ高校に通って、同じことをしてるから
個性ってものが育たない。
個性っていうのは、無理に身に着けるものじゃないデショ。
学校の制服を着崩して「個性」と思い込んでる子供達が
ものすごく痛々しいし、集団生活に個性は必要ないってこと、
いい加減学習すべきかもね。

日本の将来…というか、子供達の将来、
学校に通って、進学して……
さて、その先はどうなるのかな？？
大学卒業が目の前なのに、まだ就職のないコが沢山いる。

就職難民となってしまうと、その先は一体どうなっていくのか…
せっかく大学を出ても職が無いというのは、
他人事ながら、とても心配になるであります。