よく見ると、カエルがいた!
背面に、沢山の突起がある。
そっと捕まえて、腹面を確認すると、斑模様があった。
特徴から、”ツチガエル”のようだ!
小さな谷に、やって来た。
斜面の穴から、水が流れ出ている。
毎年、サンインサンショウウオの幼生がいるところだ。
見ていると、黒っぽいものが出てきた。
流れの底に、張り付くように入って行った。
立ち止まり、よく見ると、亀がいた。
甲長24~5cmぐらいで、イシガメなどに比べてかなり大きい。
特徴から、”ミシシッピアカミミガメ”ではないかと?
見ていると、息継ぎの為,水面に顔を出した。
農道のすぐ横を、幅5~6mの川が流れていた。
水はきれいで、川底まで良く見える。
その川底で、何かが動いている。
必死に逃げようとするが、何か様子がおかしい。
後ろ脚を引きずるようにして、斜面を登ろうとしている。
どうやら、後ろ足が折れているように見える。
疲れたのか、その場に座り込んでしまった。
山道を歩いていると、斜面で何か動いていた。
立ち止まり、目を凝らして見ると、鹿がいた。
驚いたように、逃げようとする。
そっと、近づいて見る。
”テングチョウ”だ!
何時も、この時期に出会う、蝶の仲間!
陽射しの中、山道を歩いていると、何か飛んで来た。
見ると、蝶が道に舞い降りた。
ゆっくりと、翅を開閉する。
そっと掬い上げて、観察する。
立派な、♂の個体だ。
ここで,♀の個体を待っていたのだろう!?
何とか、水の状態が回復するように、祈るばかりだ。
少し移動して、別の谷にやって来た。
ここも、”サンインサンショウウオ”の産卵場所の一つだ!
えっ!?水がない。
水がほとんどなく、所々に、わずかな水溜まりはあるだけだ。
水溜まりの上の杉の枯葉を取り除くと,サンショウウオが出てきた。
周辺を見ていると、何か黒いものが動いた。
そっと探ると、サンショウウオの赤ちゃんが、飛び出してきた。
掬い上げて見ると、17~8mmの幼生だ。
今年も、無事に孵化してきたようだ!
耕作放棄された、田んぼが、湿地化している。
中を、緩やかに、水が流れていた。
泥の窪んだところに、卵嚢を見つけった。
ここは、”サンインサンショウウオ”の産卵場所だ!
少し見にくいが、ヒバリではない。
特徴から、”ツグミ”のようだ。
畔を移動しながら、エサを探しているようだ。
農道を移動していたら、突然靄がかかり、辺りが白っぽくなってきた。
温度差による、気象現象のようだ!?
そんな時、畔に小鳥が飛んで来た。
2羽の”コウノトリ”は、ペアのようだ!
羽繕いしながら、繁殖の準備中かな!?