そっと覗き込んでみると、カニがいた。
”サワガニ”だ!
気配に気づいたのか、慌てて逃げだした。
ヘビがいたところから、少し上流側に移動した。
斜面から、水が染み出して、小さな湿地のようになっていた。
草の陰に、赤っぽいものを見つけた。
よく見ると、”サワガニ”がいた。
周りの土の色に似た、保護色になっていて、見つけにくい。
素早く、逃げてしまった。
山裾から流れ出る、小さな湧水があった。
流れの中を覗き込むと、何かが動いた。
大きさは、1cm前後。
あまり見たことない生き物だ。
虫に詳しい友人に尋ねると、”ミズムシ”と教えてくれた。
虫の仲間ではなく、フナムシやエビに近い種類らしい。
サンショウウオの幼生を見つけた、湿地の小さな流れ。
いるかなと思い、網で掬ってみた。
掬い上げた網の中に、トンボのヤゴのようなものがいた。
小さなカニ、”サワガニ”だ!
体色が保護色になっていて、分かりにくい。
素早い動きで、石の下に隠れてしまった。
山裾から水が染み出して、小さな流れを作っていた。
見ていると、流れの中を動くものがいる。
よく見ると、エビのような生き物が、横向きになって泳いでいる。
”ホウネンエビ”だ!
周りの田んぼにはいないのに、この田んぼだけ、沢山の”ホウネンエビ”がいた。
土手の横にある、田んぼの中をのぞいた。
水中に何かが、小刻みな動きをしながら泳いでいる。
近付こうとすると、スルスルと横滑りするように、岩の下に逃げてしまった。
林道そばの、樹々に覆われた薄暗い小さな谷。
覗いてみると、流れにある岩の上に小さなカニを見つけた。
見ていると、身を隠そうと動き回る。
しばらくして、石の下に潜ってしまった。
山裾に、小さな流れがあった。
覗き込むと、ごそごそ動くカニを見つけた。
網に入ったのは、4~5cmの”アメリカザリガニ”だ!
さらにガサガサすると、もう1匹いいた。
いつの間に侵入したのか?
このままでは、サンショウウオの卵や幼生が食べられてしまう。
可哀想だが、駆除することに。