当地方は野生のシカが多くいます。一部で農作物の被害なども出ている。また交通事故もおきていて、自然保護と人間社会に対しての被害という相反する課題をどのように解決していくのか?大きな問題です。日中、ほとんど見かけることは無いが、夜遅くなると道路の法面の草を食べに出てきます。
春から初夏(産卵地の高度によって幅がある)にかけて渓流の岩や石の下、水辺の土の穴の中などから低い泣き声が聞こえてくる。グワッグワックワックワックワックワッ、グワッグワックワックワックワックワッというような泣き声でメスを呼ぶ。うまくカップルになれた個体はキレイな水の流れ出している所に産卵する。通常石や岩の下、土の穴の中(水の流れている所)に産み付けられるため卵塊を見ることは難しい。
渓流の岩の下や物陰にいる。比較的流れの速いところにいるので吸盤の役割をする口で、岩などに吸い付いていて、流されないようにしている。黒い体に小さな黄色の斑点がある。成長するにつれた黄色の斑点は赤色に変化する。
昔から詩歌に詠われ、泣き声が美しいことで有名なカエル。体色は黒っぽいがアオガエルの仲間。
当地方では中流域より上流側に見かける。石や岩などが多く、流れのきれいなところに多い。体色が保護色のため見つけにくい。
当地方では中流域より上流側に見かける。石や岩などが多く、流れのきれいなところに多い。体色が保護色のため見つけにくい。
モリアオガエルの卵塊はよく知られているように樹上に産みつけられる。もっとよく観察してみると、ほかにもいろんなところで産卵している。たとえば水田の稲の株元や湿地の水草の株元、ほかに田んぼの法面の草(但し下に水田や側溝がある場合)棚田の石垣のくぼみ(この場合も下に水田がある)など多様である。しかしシュレーゲルアオガエルのように直接水の触れるようなところや土の上に産卵されたのを見たことは無い。
モリアオガエルと同じように、泡状の卵塊を産み付けるシュレーゲルアオガエル。しかし少し様子が違う。今まで見る限りでは、水田の隅の方に産み付けられていて、風に吹かれて水田内を漂っていることがよくある。枯れた稲の茎や草の間に白い泡の塊がぽつんと浮いている。うまくふ化して変態を遂げ、カエルになれたらいいのだが、田植えのため耕運機で耕されて卵塊が破壊されてしまうこともよくある。人と自然の境界が接近していて、保護の難しさが感じられる。