そっと近づいて見ると、シカがいた。
角が、檻に当たり、カタカタ音がしていたようだ。
若い♂の個体のようだ。
怯えているようで、檻の中で、右往左往している。
山道を歩いていたら、カタカタと音が聞こえてきた。
辺りを見回すが、特に何もない。
歩き進むと、再び音が聞こえてきた。
見ると、杉林の中に、檻が見える。
中で、何かが動いている。
行ったり来たりしながら、地面に鼻を付けてるように見える。
よく見ると、沢山の栗のイガが落ちている。
夢中で、栗を食べているようだ。
少し落ち着いたのか、ゆっくり斜面を上がって行った。
山道を移動中、前方に何か動くものを見つけた。
よく見ると、イノシシの子供がいた。
こちらをチラッと見たが、逃げようとしない。
”ニホンアナグマ”だ！
餌を探しているようだ。
アナグマは目が悪いので、かなり近づいてきた。
こちらの気配に気づくなり、慌てて逃げていく。
アオサギが飛び去ったので、移動しようとした。
ポチャン・・・と、水の音がした。
見ると、川の流れに、黒っぽいものが。
そっと見ていると、夢中でエサを探しながら歩き進んでいる。
体長60cmぐらいの、若い個体のようだ！
気配を感じたのか、こちらを見て、すぐに逃げてしまった。
近付こうとしたら、ボチャボチャ・・と水音がした。
一斉に川の中に飛び込んだ。
流れに乗って、悠々と去って行った。
