雨上がりの早朝、車で走っていると道路の端をヨタヨタというかチョコチョコというか?何かが動いている。気になって車を止め近づくと甲長約15~6cmの”イシガメ”が歩いていた。気配を感じたのか、頭と手足を甲の中に引っ込めてピタッと止まってしまった。しばらく見ていると、様子を伺うように頭を少し出した。”どうしようかな~?”という雰囲気だ。
車で林道を走り、景色のよいところで休憩。そばの斜面に黄色の可愛い花が咲いていた。写真を撮ろうとカメラを手に花に近づくと1~2cmの小さな花の中に黒い小さな甲虫の仲間がいた。吸蜜しているのか?頭を突っ込んでいる。邪魔をしないようにそっとシャッターを切った。(種類はわかりません)
山の湿地にはたくさんのトンボが集まってくる。そばで観察していると、水面に向かって飛んできて、軽く尾を水面に打ち付けるようにして産卵をする。その行動を何度と無く繰り返す。しばらくして疲れたのかそばの草に止まって一休み。”ガンバレ”トンボのお母さん!種類はシオカラトンボかな?
梅雨直前のこの季節、モリアオガエルの卵塊があちこちで観察されるようになってきた。樹上に産卵する特性があり一部で天然記念物に指定されているところもあると聞いている。ところでこの写真の卵塊はあるお寺さんの池の樹上に生みつけられたものである。写真ではわからないが、錦鯉が数匹いる。オタマジャクシが池に落ちた後、その運命はいかに?
里山の湿地の水溜まりを覗いてみるとイボイボのカエルがいた。ツチガエルだ。普通、ツチガエルは人が近づくと、すぐに水に飛び込み水底にじっとして潜む。ところが飛び込むほどの水が無く、キョトンとした表情でじっとしたまま身動きをしないでいる。