キツネは堤防の法面を上がったり降りたり、川原を行ったり来たり。時々、何かを口に咥えたりする様子が伺える。多分、キツネの朝食タイムなのだろう。何を食べてるかはよく見えないが、距離が離れていて警戒心も無くゆったりと行動している。
用事ができて早朝に出かけた。堤防の道路を走っているとき、対岸の川原に何か動くものが見えた。「犬かな!?」でも、少し感じが違う。車を止めて見ると「オッ!キツネだ!」急いで路肩に車を寄せて止め、カメラを準備して狙う。ただ、対岸までかなりの距離があり、レンズが小さいのでどの程度写るか心配しながらシャッターを切る。
カメラを持ってあぜ道をゆっくり歩いていると”カサッカサッ”と小さな音がした。足元に目をやると枯れ草の間からコオロギが出てきた。少し後ずさりしてシャッターを切った。角度を変えてもう一枚と思った瞬間草むらに逃げてしまった。
サーッと逃げてしまうわけでもなくまた数メートル先に舞い降りては翅をゆっくりと開閉する。少し遠巻きにしてシャッターを切る。中くらいの大きさの”アカタテハ”というきれいな蝶。それから気のせいかこの蝶は草には止まらず必ず地面に止まる。