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さをりの森 森の妖精ブログ

大阪和泉市にある「さをり織り」の教室、「さをりの森」のスタッフが綴る、森の仲間たちの様子やちょっとしたお話など。

100歳の祝い状と銀杯と♪

2013年09月18日 | 森の妖精便り

9月のカレンダーになった途端、ウールやカシミヤで織り始めた、スタッフちょうさです。

なのに、やっぱりまだ暑いんですよね。

仕立てても、まだ着れない…本格的な秋が待ち遠しいです。

 

さて、この度みさを先生が、総理大臣から100歳の祝い状と記念の銀杯をいただきました!

敬老の日記念行事として、全国の今年度中に100歳になられる方を表彰するのだそうです。

厚生労働省の発表によると、対象者は28,169人(9月1日現在)!

さすが、長寿大国ニッポンですね。

でも、みさを先生のように、毎日元気に階段を上り下りされたり、しっかりとお食事される方は、少ないよう。

つくづく、みさを先生には、いつまでもお元気でいらしていただきたいものです。

 

 

 

 

 


夏の思い出

2013年09月08日 | 森の妖精便り

【お知らせ】

春はタケノコ、夏は流しそうめん、秋は作品展ってことで、今年もやります、『みんなの作品展』
2013年9月28日(土) ~10月14日(月)

現在、作品募集中です♪詳しくはこちらをクリック→ここ

 

この夏の思い出は…ん~~、久々に娘達と映画を観にいったことでしょうか。前に行ったときは子ども料金と大人だったのに、大きくなったなぁと、映画とは違うところで感動していたスタッフ吉野です

 

この夏、さをりの森へもたくさんの方がご来館くださいました。

やはり夏休みということもあって、ご家族連れが多かったように思います。

お子様が織り、大人たちはそれを見守る。

大人も子供も織る。

それぞれでしたがこちらのご家族は、「みんなでのれんを織る」とご来館。

色のイメージを相談して、後はおまかせ

そして織り上がったのがこちら。満足そうな笑顔と一緒に記念写真です

同じ糸を使っても、合わせ方や配置が違うので個性がでますよね~。

完成予想はこんな感じです

今頃は、家族会議で配置をきめて、おうちのどこかで活躍していることでしょう。

見るたびに織ったあの日を思い出せる、楽しい夏の思い出の共同作品。

旅行もいいけれど、こういうのも素敵ですね

 


男子も織る!!

2013年09月04日 | 森の妖精便り

【お知らせ】

春はタケノコ、夏は流しそうめん、秋は作品展ってことで、今年もやります、『みんなの作品展』
2013年9月28日(土) ~10月14日(月)

現在、作品募集中です♪詳しくはこちらをクリック→ここ

 

さをり織り、老若男女が楽しんでいただけるのですが、老若だろうって思っている男性もたくさんいらっしゃいます。

私の旦那さまもその一人なんですけどね…

でも、そうじゃないんですよ。さをりの森の代表は男性ですし、たくさんの男性もご来館くださっています。

ある日、3組のご夫婦が一緒になりました。

黙々と、でもとても楽しそうに織るパパたち…

朝からランチョンマットを織り、続いてお仕立て用の布を織る方も

仕立てるのは奥様なんだそうですけどね。さをりの仕立ての本をご購入、次はこんなのが作れるんじゃないの?と奥様にご提案されたんですって。

これはかなり重症の『さをり病』ですね~~。嬉しい病ですね~~

そう、『さをり病』は年齢・性別・国籍を問わず伝染する、強力な熱中症なのです。

そして、その熱中症にかかっているご夫婦がこちらっ

ご覧ください、さをり病にかかるとこ~~んなステキな笑顔になっちゃうんですよ

ぜひ皆さんも、ご一緒にいかがですか?


糸のおはなし【定番糸】

2013年08月20日 | 森の妖精便り

お盆休みには、バーベキューに花火に川遊び、もちろんお墓参りにも行って…と夏満載、盛りだくさんだった、スタッフちょうさです。

「せっかくの夏だし!」と言うと、「春も秋も冬も、同じこと言って遊んでる」と家族にツッコまれました。あれ?

 

さて、今回は【定番糸】について。

さをりの森の教室においてある糸のなかには、前回ご紹介した【残糸】以外に【定番糸】というものがあります。

今回おはなしする【定番糸】とは、さをりの森がこだわって独自に開発した糸です。

これは【残糸】と違って、織っている途中でなくなっても、いつも同じ色、同じ太さのものがあります。

材質は、お気軽クラス(材料費15円/g)でご使用いただける綿、ウール、ジュート(麻)以外にも、お気軽+(材料費30円/g)でご使用いただけるシルク、リネン(麻)もあります。

また、教室ではご使用いただけないのですが、オーガニックコットンやカシミヤもあります。

ご購入をご希望の方は、1階の糸売り場もしくはさをりの森オンラインショップからどうぞ。

 

さて、この【定番糸】、さをりの森オリジナルの糸ということは、当然さをり織りに最適な糸!

織りやすさや使いさすさにとことんこだわっています。

もちろん高品質で、それぞれの材質の特徴が存分に発揮されるように厳選しています。

しかも、さをり織りの醍醐味である糸遊び、色遊びが思う存分できるように、配色・発色にもこだわっています。

あなたの感性をより引き出すこと間違いなしです!

 

実際に教室で織る時には、その糸がどんな糸なのかなんて、気にする必要ありません。

糸棚に並んだたくさんの糸から、ご自分がコレッと思う糸を見つけ出すことのほうが大事。

でも、もし、その選んだ糸が【残糸】なのか【定番糸】なのか知りたいなぁ、という時には、コーン(糸が巻いてある円錐状のもの)を見てください。

その上下両方に色がついているのが、【定番糸】ですよ。

 

今回はちょっとだけ、さをりの森マメ知識のご紹介でした。

 


夏休みの宿題

2013年08月17日 | 森の妖精便り

夏休みの宿題が計画通りに終わった記憶がない、スタッフ吉野です。

予期せぬお出かけや、チェック忘れで最終週に大慌てでやり遂げることがしばしば。そうか、泥縄力はこの時に培ったんだ…って、威張れませんね、はい

 

夏休みに入ってから、「宿題を織りに来ました~」と主に小学生がいらっしゃいます。

額に入れる子、タペストリーで木の枝に結ぶ子、バッグの布にする子、ご自宅で仕上げるので完成が見られないのがとても残念なのですが、思い思いにステキな作品を織り上げて帰られます。

でもね、宿題を織るのは小学生だけではありません。

近くの高校で「さをりの森で織る」のが宿題というところがあるんですよ

生徒さんが自分の都合良い日にさをりの森へご来館。

指定の幅で、とにかく織ります。

何を織るかは自由。どれだけ織るかも自由という課題で、初めてのさをり織りにとまどいながら織り始め、だんだんと楽しさ全開で織り進んでいきます。糸選びも、羊毛や糸端の挟み込みも、本当に楽しそうにしているんです。お友達と来ているのにいつの間にか口数が少なくなっていて、もう夢中なんですよね。

ここで一句。「夏休み 隣はひたすら 織る人ぞ」

・・・・・・・・失礼いたしました

 

できあがった作品と記念撮影をお願いしたら、こんな笑顔を頂戴しました

 

宿題で、工作などの作品作りがまだ終わっていない小学生、中学生、高校生のみなさん。

さをりの森で「自分を織る」のはいかがですか?間違い、失敗、キズという言葉をすべてデザインという魔法の言葉に置き換えることができる、さをり織り。

苦手な宿題、どうせやるなら楽しくしましょ


理想の耳

2013年08月11日 | 森の妖精便り
 
福耳、地獄耳、ネコの耳、
色んな耳がありますが、あなたの理想の耳はどんな耳?
 
って、ここで私が書きたい耳は、
皆さんのお顔についているお耳のことではなく、
布の耳のことです・・・。

海外担当、明子です。
 
前回の私の投稿で、
Handwoven Magazineについて触れました。
世界中の手織り愛好家が購読している、
世界でも数少ない手織り専門雑誌のひとつです。
 

Handwovenから、ニュースメールが時々届くのですが、
その中で、読者の質問に編集者が答える、というコーナーがあります。
先日、こんな問いが掲載されていました。

「織り縮みは避けた方がいいのでしょうか?
また、織り縮みに何かメリットはあるのでしょうか?」


織り縮み、というのは、手織りをしたことのある方なら、
誰もが一度は経験しますね。
タテ糸がヨコ糸に引っ張られて内側に入り込んでしまい、
織り幅が元のタテ糸の幅よりも狭くなる、「アレ」のことです。
その縮み幅が常に一定ならば、余り気が付かないときもありますが、
時に、ある部分だけが、
他のところよりも極端に縮んでしまうことがあります。 

そんなとき、「耳が吊る」なんて、言ったりもします。 


質問者さんは、耳の所だけタテ糸の密度を濃くしているので、
耳が吊ったり、織り縮みしたりした経験がなく、
それが逆におかしいのではないかと思って質問したとのこと。

そんな彼女の問いに対して、
Handwovenの編集者はこのように答えます。



「まず第一に、目指すべきは常に真っ直ぐな耳で、
デコボコした見苦しい耳ではないの。
同時に、耳の部分のタテ糸も、
なるべく他の場所と同じ密度で織るのが理想なのよ。」

続いてツラツラと、どうして織り縮みが起こるのか、
どのようにしたら耳を真っ直ぐに織れるのかを懇切丁寧に説明した上で
最後にこう締めくくります。

「織り縮みのメリット、私にはひとつも思いつかないわ!」


この記事を読んで、私はやっぱりな~~と、
妙に納得させられました。
世界の手織りの主流は、やはりまだコレなのだ、と。
そこには、さをり織りと全く正反対の理論が述べられていました。


同じ質問を、さをりの森のスタッフにしたら、こう答えるでしょう。


「織り縮み?耳が吊る?気にしなくていいですよ。それも味です!」と。

確かに、耳が吊ることで耳のタテ糸が切れやすくなるという
デメリットもありますので、タテ糸が切れる場合や
ご本人が望まずに吊れてしまっている場合には、
耳の吊れない「コツ」をお伝えする場合もあります。
が、逆に、あえて部分的に極端に耳を吊らせて

織り幅を縮めてしまう、なんていう「織りワザ」も、
さをり織りでは楽しんだりするのです。

こんな風に。
 


あえて耳を吊らせたり、飛び出させたりすることで、
耳のデコボコした、織り幅の変化する、
面白い作品が織れるのです。

そして、タテ糸の密度に関しても、
さをり織りでは全く違う発想をします。
時に抜いたり、足したり、自由な発想で密度を変化させます。

でも、それらの面白い「織りワザ」たちは、
先のHandwovenの編集者さんにとっては「あり得ないこと」な訳です。
そしてそれは、世界中の多くの手織り愛好家にとっても同じです。

彼らには、さをり織りの発想はさぞ挑戦的に映っていることでしょう。
 
そんなことを考えるにつけ、
『Handwoven』にさをり織りの特集記事が載った
というのが、何とも意外で、また、喜ばしく感じる今日この頃です。
 
 
 

さをりの森Vegas 2013年7月 Part1

2013年08月04日 | 森の妖精便り

アイデアのヒントをもらうと、ついつい思考が暴走してしまう、スタッフ吉野です。

生活のあちらこちらにちりばめられているあらゆることからふっと思いつくと、楽しすぎてどんどん空想が膨らんでいくんです。膨らみすぎて、飛んで行っちゃうこともあるんですけどね…。

 

さて、アイデアの宝庫のさをりの森。

中でもVegasの会はそれを披露し、お互いにシェアできる場です。7月から新たに2名の強力メンバーが参加してくださることになりました

ってことで、どどんっ

 

リネンのジャケット

 

ベスト

 

バイヤスワンピース

 

ベスト

 

 ブラウス

くぅ~~~っ

私の思考はあっちへもこっちへも飛びまわって、この日はとうとう思考停止してしまいました…。

 

写真の作品は、一部です。

さをり池袋の店頭に並んでいますので、東京へ行かれる方はぜひ、お立ち寄りいただいて実際にご覧くださいね。

また、8月末になりましたら、いくつかはさをりの森でも展示・販売をいたします。

 

池袋は遠くて…という方は、さをりの森へお越しいただくか、お問い合わせくださいませ。

作品と、皆様との素敵なご縁がつながりますように

 

 


糸のおはなし【残糸】

2013年08月01日 | 森の妖精便り

そういえば、今までの人生で『夏バテ』というものになったことがないと気づいた、スタッフちょうさです。

食欲が減ることはまずないし、毎晩ガーガー眠っているし、バテる要素がないんですね、きっと。

みなさまも、しっかり食べて眠って、楽しい夏をお過ごしくださいね。

 

さて、さをりの森へ体験織りに来られると、教室でまず目に飛び込んでくるのが、たっくさん並んだ糸、いと、イト!

見るだけでテンション上がりますよね♪

お気軽クラスでは、教室に置いてある糸なら、どれでもぜ~んぶ自由にお使いいただけます。

ところでこの糸、 【残糸】【定番糸】と、大きく2種類に分けられます。

今日はまず、【残糸】とは何ぞや、というおはなし。

 

これは、「ざんし」と読みます。残った糸、という意味。

紡績工場などで余ってしまって、廃棄される運命にある糸のことです。

良質なのに、大量生産には量が半端だからという理由だけで捨てられちゃうんです。

もったいないですよね。

さをりの森では、そんな糸たちを仕入れて、使いやすいように巻きなおしたり、他の糸と撚りなおしたりして、手織り糸として生まれ変わらせています。

こんな風に。1階の工場で。

だから安価。そして環境にも優しい。

ただね、よく質問を受けます。「この糸、なくなったんだけど、同じものってありますか?」って。

ごめんなさい。残糸はある分だけなんです。つまり、なくなったら終わり。

でもその代わり、糸との一期一会を楽しんでいただけたらな…と思います。

その日、その時の出会いと自分の思いを織り込んでください。

きっと素晴らしい思い出の詰まった作品になると思いますよ。

 

また、さをりの森の1階では、糸の販売もしています。

色はもちろん、材質、太さ、形状がさまざまな糸が、なんと約2万本以上!!

きっと探していた糸が見つかるはず。

ぜひお手にとって、あなたのとっておきを選び出してくださいね。

遠方の方には、オンラインショップでのご購入も可能です。  オンラインショップはコチラから。

 

さあ、次回は、もうひとつの糸【定番糸】についておはなししますね。

 

 

 


うら若き織姫たち

2013年07月31日 | 森の妖精便り

実家の母親がこのブログをチェックしていると知って、ちょっとうれしはずかしな、スタッフちょうさです。

日ごろは音沙汰ナシの親不孝者ですが、ここで元気だと伝わればまぁいっか♪と今日も更新いたします!

 

さて、先日、中学校の家庭科クラブのみなさんが、体験織りにお越しくださいました。

全員初めてのさをり織りでしたが、緊張の面持ちが時間とともに和らいで、あっという間に作品が完成しました。

お互いの作品を見せ合って、「○○ちゃんらしいぃ~」とか、「それいいね~」とか、ワイワイ盛り上がってましたよ。

最後にみんな揃って記念撮影。

織り幅は全員一緒でしたが、長さはいろいろ。色も織り方もいろいろ。

思い思いに楽しんでいただけたようです。

帰り際には「家に織機が欲しい…」なんてつぶやきも。

 

今週は、他にも同様に、家庭科クラブの団体さんにご来館いただきました。

中学生という多感な時期に、自分の思いを自由に表現するという経験は、とても大切だと思います。

言葉では難しくても、織ることだったら照れずに出来そうでしょ♪

彼女たちにとって、このさをり織りの体験が、この夏のとっておきな思い出になっていると嬉しいです。

 

 

 


織り人ギャラリー(7月30日)

2013年07月30日 | 森の妖精便り

夏休み中の元気キッズたちから、パワーを分けてもらってます、スタッフちょうさです。

子どもの作品って、ホント勢いがあります!エネルギーがほとばしってる!!

今日はどんな子が、どんな作品を見せてくれるんだろうと、毎日ワクワクしてます♪

 

さて、【織り人ギャラリー】今回の作品は、織り人歴6ヶ月のKさんです。

モーレツなスピードで織り上げ、次々と仕立てるKさんは、いつもみんなをうっとりさせる作品をどんどん見せてくださいます。

この可愛いチュニックも、織り上げた時にみんなでうっとり眺めました。

優しい色合いですが、リネンの凛とした風合いもあって、とても意思が感じられる布です。

さて、どう仕立てましょうか…みんなで考えました。

そして、Kさん初めての『切らない仕立て』に挑戦です。

端のフリンジも生かして、ハサミは全く入れていません。

身体に布を巻きつけて服にする。

そんなシンプルな発想からできたデザインです。

ご本人は「可愛すぎて、私が着るのはちょっと…」とおっしゃっていますが、そんな心配ご無用です。

さをり服は、やっぱり織った本人が着るのが一番似合いますもの。

合わせるアイテムを工夫して、ぜひご自身で着てみてくださいね!

 

さをりの森のエントランスでは、【織り人ギャラリー】として、織り人クラスのみなさんの作品を展示しています。

きっとみなさんの作品づくりの刺激になるはず!

ご来館の際には、じっくりご覧くださいね。

感想をお聞かせいただけると、みなさんの今後の励みになりますので、どうぞよろしくお願いします。