さをりの森 森の妖精ブログ

大阪和泉市にある「さをり織り」の教室、「さをりの森」のスタッフが綴る、森の仲間たちの様子やちょっとしたお話など。

織り人クラスのお仕立て 続々♪

2012年09月30日 | 森の妖精便り

台風に負けそうになる森の木々を心の底から応援していたスタッフ吉野です。

ちなみに森の丘のパラソルはH氏が雨に濡れながら、風に飛ばされないようにして下さいました。ありがとうございます

これから丘の上でお弁当を食べる季節、欠かせませんものね。

 

さてさて、織り人クラスS・Kさんのお仕立てです。

彼女はお仕事の都合で土曜日だけ、しかも最近は忙しくてなかなか森には来られず、織るだけになってしまうことが多いのですが、今回はひさびさにお仕立てにチャレンジしました

 

仕立て見本を見てどうしてもマントが作りたくって、

「七夕織~ルナイト」(←詳しくはこちらをクリック)に参加して長い布を織り上げました。

そろそろ、ウールを触っていても暑苦しくない時期になったので、苦手なミシンにチャレンジです

布の裏・表をじっくり決めて~

好きなポイントを探し出し~

トルソーと鏡を駆使して位置を決め~

縫う

切る

縫う

着る

そして、完成ですっ

 

ちょっとしたハプニングはあったものの、とっても素敵なマントが仕上がりましたよ~。

焦げ茶ゾーンを背面に、でもちょっとだけ右肩だけ見えてるんですが

やっぱり写真じゃわかりにくいですね…

ごめんなさいね…

もっと寒くなったら、彼女はこれを着て森に来られるはず。

その時に居合わせた方は見せてもらって下さいね

 

 


織り人クラスのお仕立て

2012年09月29日 | 森の妖精便り

さをりの森にある栗の木を毎日眺め、いつ色づくかと心待ちにしているスタッフ吉野です。

 

さて今回は織り人クラス、Kさんのお仕立てです。

3枚の布をのれんのように並べて袖ぐりの上と下を縫うだけの簡単お仕立てなのですが、Kさんはちょっとアレンジ。

背中部分をを短くしたいとアレンジしたので、じゃあ前も変えちゃいますかと、前身ごろのすそ部分を斜めにカットしました。

しかも左右で斜めの角度を変えたので、見る方向によって雰囲気が変わります。

うーん、あいかわらず撮影がうまくできなくって申し訳ありません…

大胆にヨコ糸をポイポイと引き出したり、耳をふさふさと飛び出させたり、とても楽しい布ですが、このデザインにぴったりでしたよ

 

そしてまた、私の作りたいものリストがひとつ増えてしまったのです。。。


工場だより Vo.2

2012年09月27日 | 森の妖精便り

こんばんは

工場長のかずおです

・・・ウソです。

スタッフあずまです

 

今日はさをりの森の棚卸~!

なにが、なんぼある?って一日大騒動!?してたんですけど

そんな日に言うのも何なんですが

トップ写真の工場長かずおではなく、『舟形シャトル』

中型の桂素材のものなんですけどね

在庫が残り100個なんです・・・

で、これで終わりなんです・・・

なんでて、木材屋さんが言うに 桂がもう手に入らないということで

うぅ~~~残念です

軽くて、強くて丈夫で イイ感じやったんですけど・・・

ほんま、棚卸の日に言うのもなんなんですけど

昨日に引き続き言うのもなんなんですけど

売切れ御免でございます。

・・・

なんか、書き終わりにくい雰囲気になってしまった・・・

こういう時は

笑ってごまかすかぁ~!?うひょひょひょひょ~

 


工場だより

2012年09月26日 | 森の妖精便り

あ、タイトル!

「こうじょうだより」って読まないで「こうばだより」って読んでください~

はい、スタッフあずまです

 

5月末に行った1F工場のレイアウト変更後

糸棚に並ぶ糸の充実度が120%ちゃうかぁ~~~

と思われる今日この頃♪ になりまして

みなさまに是非是非、みてもらおー!ということで

今日はカシミア糸棚をご紹介です

 

左から~              下から~

どの角度からみても・・・

最高~~~ な、糸揃え!

正直、スタッフになって4年数か月

糸棚にこんなけのカシミアが並んだの・・・お初見!?ですわぁ(笑)

 

ご来館のみなさんに

「・・・どこに隠してあったんですか?」なぁんて言われましたが

隠してなんかないですからねー

ほんまですー

必死で、ええ そうです

糸担当の裕司氏が必死で見つけて来たんです

どこからやか・・・(笑)

 

ということで、

素敵な、素晴らしい、カシミア残糸を一挙大放出~

売切れ御免!

さぁー どんどん、じゃんじゃん ご来館、お電話、Faxなどなどで

お問い合わせ&ご注文下さい~

箱詰め作業をを今か今かと、楽しみにお待ちいたしてます~

 


Self-Innovation Through Free Weaving

2012年09月24日 | 森の妖精便り

暑さ寒さも彼岸まで。ゆえに、本格的食欲の秋に突入しました、スタッフちょうさです。

さをり服は体型の変化にも対応できますので、なんの心配もしてません♪

今日も欲望の赴くままですっ!

 

さて、このたび海外向けに『SAORI  Self-Innovation Through Free Weaving』という本を刊行しました。

(あ、もちろん日本でもご購入いただけますよ。お問い合わせくださいね。)

さをり哲学に始まり、さをり織りの手順、仕立てのレシピなど、さをりのすべてがぎっしり詰っています!

当然ながら、全文英語ですが…

わかりやすい解説はもちろんのこと、忠実に英訳されたみさを先生の言葉で、海外の方にもさをりの世界を理解していただけることと思います。

英語が苦手なワタクシちょうさは、言葉はわからずとも、写真の美しさにうっとりしています。

英語がわかる方は、ぜひ隅々までしっかりと読んでみてくださいね。

 

 

ちなみに副題の『Self-Innovation Through Free Weaving』。

直訳すると『自由な織りを通じた自己革新』。

なんと絶妙!!

なぜ、さをりなのか、なぜ、さをりでなければならないのか。

ここに尽きると思います。


「みんなの作品展」を開催します

2012年09月20日 | 森の妖精便り

治療途中で放置していた歯医者にやっと復活したスタッフ吉野です。

歯医者、苦手なのです…いい大人ですが、キュイーンって音を聞くとびくびくします。。

 

さて、ホームページのトップページでもお知らせしている「みんなの作品展」を

この秋、11月1日から11月11日まで、さをりの森の2階ギャラリーにて開催します。

 

それにあたって…さをりの森でさをり織りを楽しんでくださっているみなさーん

作品を募集しています

ご自分で織ったさをり布。

お気に入りのストール・マフラー、タペストリー。

ちょっと進化させた小物、お仕立て服などなどをお貸しいただけませんか?

 

普段は教室で居合わせた人しか見られないさをり布。

実は縮絨(しゅくじゅう)でとっても面白く変化していたり、

服になったり、小物になったりしてるんですよね。

 

私のものなんて…そんな謙遜はひとまずヨコに置いといて。

自分の作品を披露して他の方に見てもらう。

それから他の方の織り方や糸の組み合わせ、アイデアを取り入れる。

一昨年もたくさんの作品をお借りできました。

好きに好きに織ったさをり布。

それを思い思いに進化させた色とりどりの作品が並び、素敵な刺激をいただきました。

 

今年も作品展ができる

もう、わくわくが暴走しそうなハイテンションの吉野です

さをりを楽しむみんなでそれぞれのさをり織りをシェアしましょ

ご興味ある方は、怖がらずに気軽にスタッフにおたずねくださいね。

ぜひぜひお待ちしています

 

一昨年の様子

 

 

 

 

 


さをりの森Vegas 9月

2012年09月18日 | 森の妖精便り

どうも学習能力がなく、ついつい泥縄で作品を仕上げてしまうスタッフ吉野です。

睡魔と闘いながら織り、仕立て、仕事をするというダメダメ生活。来月こそは泥縄ではなく、余裕で作品を仕上げます。。。。。。はず。。。

 

さて、作品というのが月に1回、開催されるさをりの森Vegasのための作品なのです。

先日もブログにてご紹介しましたが、さをり池袋に作品を出品するための、会員制のグループです。

詳しくはこちら  「さをりの森 Vegas」

 

9月の会は17日(月)に開催されました。

今回の作品をちらりと披露いたしましょう

こんな風に着てみたら?

この仕立てだと動きにくいから、こっちの仕立てにしてみたら?

この部分、ないほうがいいんじゃないかしら?と、作品をより良くするためのアイデアが次々と飛び出します。

そして気になる作品、仕立てがわかりにくい作品はみんなでじっくり見ます。

さをり四つのねがいの「グループのみんなで学ぼう」そのものだなぁって思います。

 

私の作品なんて…なんて、しり込みしている方。

世の中にはたくさんの人がいるんだから、気に入ってくださる方がいるかもしれませんよ。

作品がお嫁に行けばラッキーなの。縁なく戻ってくれば、自分で着ればいいんだから、自分の作品をみんなに見てもらいなさい、と背中を押されて、私も出品しています。

出品の際は、縫製など仕上げはご注意くださいね。

そのほか、ご興味ある方はぜひぜひ、お問い合わせくださいませ。


さをり布の仕上げについて 縮絨(しゅくじゅう)

2012年09月14日 | 森の妖精便り

店頭で「季節限定」の栗味や芋味が並んでいるのを見ると、ついつい買ってしまいそうになる、食欲旺盛なスタッフ吉野です。

今しかない!って思ってしまうんですよねー。

乗っかってしまうから言うんじゃないんですけれど、キャッチコピーって大切だなぁってつくづく思います。

 

9月に入って教室の冬糸を充実させたせいか、季節先取りで冬物のマフラーを織る方が増えてきました。

モヘヤの糸などなど、もうそのまま埋もれたいくらい綺麗なんですよね

 

ここでポイントなのが、ウールの糸。

さをりの森でご用意している糸は「縮絨(しゅくじゅう)」という工程を終えていない、未完成の糸たちです。

縮絨は、洗濯をすることで繊維同士を絡ませ、風合いを良くするために行います。

タペストリーなど飾るものは縮絨をしなくてもかまいませんが(お好みで)、マフラーなどの身につけるものを織った方はぜひ、縮絨をしてくださいね。

ウールは特に1~2割ほど縮み、風合いが劇的に変わります

さをりの森では初めての方には「さをり布の仕上げについて」というレシピをお渡ししていますが、ここでざっくりとお伝えしますね。

縮絨の手順

1.洗濯機で洗う。

房結びを終えたさをり布は、ネットには入れないで洗濯機の標準コースで回します。

「え~~っ、怖い」と驚かれますが、刺激を与えてあげないとウールの糸は風合いが良くなりませんので、思い切って回してくださいね。

3~7分、35度くらいの水温で洗いましょう。洗っている途中で時々取り出し、軽く手で絞って様子を見ます。

繊維の絡みが少ないようならもう少し回してもかまいませんが、放置してしまわないようにお気をつけくださいね。

2.脱水、アイロン。

水ですすいだ後、軽く1分程度の脱水をし、すぐにアイロンをかけます。

繊維が縮んだところは両手で引っ張りながら、水分を飛ばすようにアイロンがけしてくださいね。

毛羽立ちが美しいモヘヤはしっかりアイロンをかけると毛羽が寝てしまいますので、軽くかけるか、もしくはかけなくてもいいかもしれません。

合成繊維(ラメ糸など)は熱に弱いので、温度にご注意ください。

3.干す。

形を整えてから陰干しでも天日干しでもお好きなほうで、乾いたら完成

 

せっかく織ったさをり布、ぜひぜひ風合いを良くしてから、身につけてくださいね

 


さをりの森の1階は…

2012年09月12日 | 森の妖精便り

今日は、お気に入りのスカートをたくさんの方にお褒めいただき、上機嫌のスタッフちょうさです。

すごくうれしかったです。ありがとうございます。

たぶん床上1cmは浮いていたと思いますっ!

 

さて、さをりの森の教室は建物2階にあります。

では、1階には何があるのでしょう。

 ………

 正解は、糸や手織り機の部品を販売するエリアと、2つの工場、それから糸を保管している蔵があります。

 

実は今、この販売エリアに史上最高の多種類のウール糸が揃っています。

中でも、ピンクやグリーンや紫は、それぞれ120種類以上あります。

圧巻!!これはほんの一部ですけど。

さおりの森で使用、販売する糸は、定番のものもありますが、紡績工場で余って廃棄されてしまう糸を仕入れ、他の糸と撚り直したり、染め変えたりした【残糸】もたくさんあります。

残糸との出会いは一期一会。同じ糸がいつもあるとは限らないんです。

だから、少しでも心惹かれるものがありましたら、迷わず使ってくださいね。

 

さをり織りは、自由に好きに好きに織っていただきます。

そこに糸との出会いが重なり、オンリーワンの作品ができるのです。

そんなステキな体験をしに、さをりの森にお越しくださいね。

 

 

 

 

 

 

 


お客様を思う気持ち

2012年09月11日 | 森の妖精便り

自宅の織り部屋にある糸棚を眺めていると、ついウットリ時間が経つのを忘れてしまう、スタッフちょうさです。

あれ?森の糸棚の前でもそうでしたね。

いやいや、自分の好きなものに囲まれるって、本当に幸せです。

 

さて、昨日9月10日(月)は、団体予約が重なり、朝から満席となっていました。

ご来館の予定を変更していただいた方々、大変申し訳ございませんでした。ありがとうございます。

予約状況はホームページからご確認いただけます。

また、当日の混雑状況はTwitterでもお知らせしていますので、ぜひフォローしてくださいね。

 

そんな大盛況だった昨日、とある美容室のオーナーさん&スタッフさんがお越しになりました。

サイズを気にされていたので、何を織られるのかなぁと思っていたら、シャンプー台で使うひざ掛けにされるそうです。

  

ステキッ!!

こんなひざ掛けをサッとかけてもらったら、どんな髪型でもお任せしちゃいます!

どこにもなくて、あたたかくて、お客様を大切に思う気持ちがしっかり伝わってきますよね。

 

帰り道、お客様を思う気持ちについて考えました。

今の私にできること。

お越しいただいたお客様に、「さをり織りって楽しい」と思っていただけるように、いつも笑顔で心をこめてやっていこう。

改めてそう思いました。

どうぞ、これからも末永くよろしくお願いします。