朝夕、涼しくなってきましたね。タオルケットをかけずに寝ていて、朝方くしゃみで目が覚めたスタッフ吉野です
気温の変化に皆様お気をつけくださいませ。
夏休み、たくさんの子供たちがさをりの森にご来館くださいました。
先日のことですが、ある親子が織り上がってから、暖炉前でくつろいでいました。
「織っている間に上手になってきたねー。ほら、この辺から耳がだんだんまっすぐにキレイに揃ってるよね。」
作品を見ながらの、そんな会話が聞こえてきました。
他のお客様の対応をしていたので、私はお声を掛けそびれてしまいました。申し訳ありません
残念ながら「耳を揃えるコト」は、しなくていいですよ~、とさをりの森ではお伝えしています。
世の中には耳がキッチリ揃った布が大多数を占めています。
機械織りの布がほとんどで、機械織りは均一・均質が大得意。そういう布は、機械織りに任せちゃえばいいのです。
老若男女が楽しめるSAORI。
それは、間違いも失敗もキズもない、すべてを味、デザインと捉えることができるからなのです。
糸を使っての自己表現で、耳もそのひとつなんです。
そのお母さんは付き添いで、お子さんだけが織っていたんですね。
そのため、お母さんは耳を揃えなくていいとわからなかったのです。お伝えできず、申し訳ありませんでした。
さをりの森では、SAORIをご自分で織って楽しんでいただきたいと思います。
小学3年生以上にもなると、ほとんどのお子様が一人で織ることができます。
付き添いの方は、眺めるだけではなく、ぜひお子様とご一緒にSAORIの楽しさを体験してください。
親子で共通の趣味を持つと会話も弾みますし、お子様の新たな一面を近くで見ることもできます
きっと楽しい時間を過ごしていただけますよ