さをりの森 森の妖精ブログ

大阪和泉市にある「さをり織り」の教室、「さをりの森」のスタッフが綴る、森の仲間たちの様子やちょっとしたお話など。

広島から

2006年09月26日 | 森の妖精便り


広島県から、西城しあわせ工房の
皆さんがご来館下さいました。

マイクロバスで遥々お越し下さいました。

9月26日(火)~10月7日(土)の間、
中津の『手織適塾SAORI』のギャラリーでは、
しあわせ工房の皆さんの製作した小物作品を
展示販売しています。


2006 9/26~10/7
『山根茂樹と西城さをりしあわせ工房展』

手織適塾 SAORI 5Fさをり集ぎゃらりぃにて
住所 〒531-0071 大阪市北区中津1-2-21 明大ビル
TEL 06-6376-0392
FAX 06-6371-1911

お近くへお出かけの際は、ぜひお立ち寄り下さい。

しあわせ工房の皆様、ご来館、どうもありがとうございました。
また、ぜひ遊びにいらっしゃって下さいね!

メイド・イン・ジャパンの修了証

2006年09月25日 | 森の妖精便り


数日前、アネリさんがニッコリ笑いながら
私にこう言いました。

「ワークショップが終わったら、

修了証が欲しいの。日本語で。

で、日本製のキレイな紙に

印字してちょうだいな。

英訳?

そっちは普通のコピー用紙でいいワ」


……

……お、おっけ~



というわけで、ご要望にお応えして、
最終日、講習会の修了証を贈呈しました。

特別に近所の文具屋さんで表彰状用紙を購入。
日本語で文章を印刷して、つくりました。

彼女たちは、日本の文字や装飾にとても
関心が高いのです。

「とってもキレイで、つい買ったんだけど、
これ何かしら?」

そう言いながらある日アネリさんが見せてくれたのは、

祝儀袋 

慶事ののし袋 

お見舞い用ののし袋 

そして最後はお香典袋… 

今回贈呈した講習会の修了証も、
彼女たちのメイド・イン・ジャパン・コレクションの
ひとつを兼ねているようです。

お二人とも、本当にお疲れ様でした。
SAORIの芽が、エストニアの地で
今後すくすくと育って行く事を、
心から願っています。


さをり服に挑戦

2006年09月25日 | 森の妖精便り

これまで、手織り服は作ったことがない
というエストニアのお二人。

日頃、タペストリーや敷物など、
カツカツと打ち込む織物が多かったとか。

講習会の最終日。
今日はさをり服やマフラーに適した
ふわふわ織りに挑戦してもらいました。

打ち込みを柔らかくして、
軽くて温かい布を目指します。

織り上がった布を縮絨して、
陰干しして、そして、仕立てて…。

そして、できました!
初めてのさをり服。

マーガレットカーディガンとベスト♪

糸と遊ぶ

2006年09月20日 | 森の妖精便り


自他共に「手織りアーティスト」と称する
VSA arts of Estonia 代表のアネリさん。

基礎織りの技法を練習しながら、
好きに好きに織ってもらいました。

すると、シャトルを途中で出したり、
途中で入れたり、実にヤタラメッタラに
織っていきます。

織っている最中はヤタラメッタラに見えるけど、
しばらくすると、キレイな模様が
浮かび上がってきます…。

「こんな風に、いつも糸と遊ぶの」

糸と遊び、糸と踊るように織り上げていきます。

エストニアの林檎

2006年09月19日 | 森の妖精便り

エストニアからのお土産のひとつ。

エストニアの林檎です。
とっても小さくて可愛い♪
で、食べると甘い♪

隣に日本の梨を置いてみました。
その小ささがお分かり頂けると思います。

なぜ、林檎がこんなに小さいのか。
答えは簡単。

「寒いから」

エストニアの冬は、氷点下20度や30度。
しかも冬場は日照時間がとても短く、
午後4時ごろには暗くなってしまうんだとか。

夏はというと、6月~8月の3ヶ月ほど。
ただし、夏と言っても、20度くらいまでしか
気温が上がらない日も多いんだそう。
日本だったらまだ5月くらいの気温ですよね。
これでは林檎もなかなか大きくなれません。

そんな「涼しい」気温でも、エストニアの方たちは
貴重な夏の期間、しっかり海水浴を楽しむそうです。

この日、30度くらいまで気温が上がった大阪。
9月下旬、日本人の私たちにとっては、
海水浴シーズンはすでに終わっていますが、
彼女たちにとっては、まさに、絶好の海水浴シーズン。

「何で泳がないの!もったいない!」

確かに、そうですね。

まだ時差ぼけの残る二人。
この日はちょっと早めに講習を切り上げ、
イザ、二色浜へ…!
1時間ほど、海水浴と貝殻集めを楽しんでもらいました。
ほとんど人のいない砂浜を独占して、
実に楽しそうに泳いでいました。

私たち日本人が普段当たり前に思っていることも、
他の国の人からみると、実にありがたかったり、
なんで?と、不思議だったり。

視点を変えると、色々な発見がありますね。

エストニアでSAORIを

2006年09月18日 | 森の妖精便り

はるばる、エストニアからのご来館。
VSA arts of Estonia から、
2名の方がさをり織りの講習に来日して下さいました。

これから一週間、整経、経通し、織り、仕立ての、
短期特訓が始まります。

エストニアといえば、バルト三国のひとつ。
私たちには、どうしても旧ソ連のイメージが
強く残っていますが、文化的・人種的・地理的にみると、
エストニアは、北欧の国のひとつ。

エストニアの首都はタリン。
そのタリンから、フィンランドの首都ヘルシンキへは、
飛行機で約20分(離陸したらすぐ着陸準備らしいです)。
船でバルト海を渡ると約1時間。

エストニアの言語は、エストニア語。
ですが、たいていの人は、フィンランド語や英語など、
5カ国語ぐらいは話せてしまうんだとか。

国境を多くの国と接する、ヨーロッパの国ならではですね。

養護学校ですでに手織りを教えているお二人。
今回、さをり織りの哲学と実技を学んで、
学校のプログラムをさらに発展させたい、とのこと。

初めての来日。
しかもアジアの国に来ること自体も初めて。
期待に応えなくては…!と、迎えるこちらも、
ちょっと、気が引き締まります…。

みさを母校へ行く

2006年09月11日 | 森の妖精便り


城みさをの母校、泉陽高校の文化祭。
文化祭でさをり織りを、と、
生徒会の皆さんにお招き頂き、
さをりの森は9月9日、10日の2日間、
泉陽高校にお邪魔しました。

手織機を持ち込み、
皆さんに少しずつ織って頂くリレー織りを行いました。
ひとりひとりの思いが少しずつ繋がって
一枚の長い布になっていきます。

在校生の皆さん

そのご家族

先生方

近所の皆さん

皆さんの感性が一枚の織布に!

織り上がった美しい布は、記念品として、
学校へ寄贈いたしました。

そして、最後には城みさをのトークショー。

やはり、母校ということがあるのでしょう、
いつになくリラックスした雰囲気で、
ざっくばらんなトークショーとなりました。

泉陽高校生徒会の皆さん、
PTAの皆さん、先生方、その他関係者の皆様、
大変お世話になりました。
このように楽しい機会を頂き、
本当にありがとうございました。

今後も引き続き、どうぞよろしくお願いします。