さをりの森 森の妖精ブログ

大阪和泉市にある「さをり織り」の教室、「さをりの森」のスタッフが綴る、森の仲間たちの様子やちょっとしたお話など。

糸のおはなし【残糸】

2013年08月01日 | 森の妖精便り

そういえば、今までの人生で『夏バテ』というものになったことがないと気づいた、スタッフちょうさです。

食欲が減ることはまずないし、毎晩ガーガー眠っているし、バテる要素がないんですね、きっと。

みなさまも、しっかり食べて眠って、楽しい夏をお過ごしくださいね。

 

さて、さをりの森へ体験織りに来られると、教室でまず目に飛び込んでくるのが、たっくさん並んだ糸、いと、イト!

見るだけでテンション上がりますよね♪

お気軽クラスでは、教室に置いてある糸なら、どれでもぜ~んぶ自由にお使いいただけます。

ところでこの糸、 【残糸】【定番糸】と、大きく2種類に分けられます。

今日はまず、【残糸】とは何ぞや、というおはなし。

 

これは、「ざんし」と読みます。残った糸、という意味。

紡績工場などで余ってしまって、廃棄される運命にある糸のことです。

良質なのに、大量生産には量が半端だからという理由だけで捨てられちゃうんです。

もったいないですよね。

さをりの森では、そんな糸たちを仕入れて、使いやすいように巻きなおしたり、他の糸と撚りなおしたりして、手織り糸として生まれ変わらせています。

こんな風に。1階の工場で。

だから安価。そして環境にも優しい。

ただね、よく質問を受けます。「この糸、なくなったんだけど、同じものってありますか?」って。

ごめんなさい。残糸はある分だけなんです。つまり、なくなったら終わり。

でもその代わり、糸との一期一会を楽しんでいただけたらな…と思います。

その日、その時の出会いと自分の思いを織り込んでください。

きっと素晴らしい思い出の詰まった作品になると思いますよ。

 

また、さをりの森の1階では、糸の販売もしています。

色はもちろん、材質、太さ、形状がさまざまな糸が、なんと約2万本以上!!

きっと探していた糸が見つかるはず。

ぜひお手にとって、あなたのとっておきを選び出してくださいね。

遠方の方には、オンラインショップでのご購入も可能です。  オンラインショップはコチラから。

 

さあ、次回は、もうひとつの糸【定番糸】についておはなししますね。

 

 

 


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