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広開土太王 第13話 対立の火種

2018-05-16 16:45:00 | 広開土太王 あらすじ

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 広開土太王 第13話 対立の火種 

 

大幢主(テダンジュ)ヨソイと 城主カンデの会話から

タムドクは 自分を殺そうとした人物が 後燕のプンパルだと知る

そして 全てを知りながら 国相(ククサン)ケ・ヨンスが隠蔽したと…!

 

※大幢主(テダンジュ):現在の国防長官

 

なぜそのようなことになったのか 苦渋の決断であったと代弁するヨソイ

高句麗(コグリョ)と後燕が戦に陥らぬよう 国益を守るためであったと!

 

『何? 国益と申すか! 一国の王子が命を狙われながら

それをもみ消すことの 何が国益だというのだ!!!』

 

王子タムドクは 生死も分からぬ状態であり 半ば絶望視されていた

そんな王子の敵を討つために 戦を起こすより 国の将来を見据えたと!

 

『王子様 過ぎたことはお忘れください 朝廷内の争い事が不快なら…』

『争い事だと?! 王子に向かって言いがかりをつけるのか!!!』

 

怒りに震え ヨソイを斬り捨てようとするタムドク!

城主カンデが 必死に思いとどまらせるのであった

 

国内(クンネ)城

 

イ・リョン王のもとへ タムドク王子生存の知らせが届き

生きていたばかりか 息子の戦功を知り 歓喜する

国相(ククサン)ケ・ヨンスは どういうことかと怒り狂う…!!!

 

※国相(ククサン):現在の国務総理

 

大逆罪にも問われかねない事態に 怖気づく大臣たち

しかしケ・ヨンスは 決して間違ってはいなかったと豪語する!

一歩間違えば 死を以って責任を取らねばならない

ヨソイは 後燕との戦を回避し 国を救ったのであり

決して裏切り行為ではないと言い切るのだった

 

『王様には 事実を伏せるべきです』

『しかし 王子が黙ってはいないでしょう!』

 

タムドクの出方次第で この場の重臣たちはすべて逆賊となる

それでも ケ・ヨンスには絶対の自信があった

イ・リョン王が 朝廷と王子の どちらを頼るかは明白であると…!

 

靺鞨(マルガル)族の陣営では

 

大族長ソルゲチュが危篤状態で 駆けつけたソルドアンと対面している

高句麗(コグリョ)を掃討し 必ずや靺鞨(マルガル)の国を…!と言い遺し

ソルゲチュは 無念のうちにこの世を去る

ソルドアンには 叔父の死を悲しんでいる余裕はない

再び内紛に陥らぬよう 多くの部族をまとめていかねばならないのであった

 

一方 タムドクは 天(チョン)軍を率いて凱旋する

 

頭に過ぎなかったヨソッケは 英雄になった気分で手を振っている

トルピスは この上ない歓迎ぶりに どうしていいか戸惑っている

ファンフェは この素晴らしい事態にさえ 警戒を怠らなかった

 

イ・リョン王をはじめ 王族が顔を揃え タムドク王子を出迎える

 

ケ・ヨンスは タムドクの言動に先立ち 王子の復権を提案した

つまり 一兵卒として柵城(チェクソン)に左遷されたタムドクを

再び国内(クンネ)城に戻し 元の軍職に復帰させようというのだ

 

この提案に異を唱えることもなく 喜んで受けるというタムドク

特にここで 国相(ククサン)と争う気はないようだ

しかしイ・リョン王は タムドクに これまでの経緯を話せと命じる

いつどこで何者に襲撃され 今までどうしていたか…である

 

ホッとしたのも束の間 大臣たちは 固唾を飲んで王子の言葉を待つ…!

 

襲った者の正体は分からないと答えるタムドク

これでもう 事の真相を明らかにしようとする者はいない

しかしタムドクは 真実はいつか明らかにされるとだけ申し添え

ケ・ヨンスと大臣らに対し 警告するのであった

 

その夜 コ・ム大将軍の屋敷では

 

あらためて祝勝の宴が開かれ 王子の生還を心から喜んだ

国相(ククサン)の一派が 王子に何をするか分からないという話題に

コ・ムは 武将たるもの政(まつりごと)に関与してはならないと釘を刺す

 

一方 ケ・ヨンスの屋敷でも

 

大臣らが集まり タムドク王子についての議論がなされていた

決して これで事が収まったとは思っていないケ・ヨンスだが

今は王室の方々を 刺激すべきではないという考えのようだ

 

そこへ タムドク王子が訪ねてきたと 使用人が知らせに来た

ケ・ヨンスは 大臣らを帰し 単独でタムドクと対峙する

 

護衛として同行したトルピスは まるで宮殿だと目を丸くし

ヨソッケは 王宮に呼べばいいのに なぜ一国の王子が出向くのかと首を傾げ

ファンフェは 王子様を立ったまま待たせるとは… と憤慨する

 

それでもケ・ヨンスは タムドクを出迎え

丁重な挨拶で屋敷内に招き入れた

 

無意味な挨拶を省略し タムドクは用件だけを告げる

自分が襲撃された場所で見つかったという プンパルの号牌(ホペ)

それを返してもらいたいだけであると…!

 

※号牌(ホペ):朝鮮時代の身分証

 

その号牌(ホペ)は すでに後燕の皇太子に渡したというケ・ヨンス

しかし そうすることで賠償金を請求することが出来 戦も回避できたと

王子様の命を軽んじたのではなく あくまでも国を救ったと主張する

 

タムドクは それが問題なのではない! と突っぱねた

 

なぜすべてを 王と朝廷に公開し 王の判断を仰がなかったのか

なぜすべての采配を 国相(ククサン)ひとりの独断で決めるのか

それは即ち 一国の王を軽んじる大逆罪であり

国同士の交渉であるべき内容を 国相(ククサン)相手にまとまた後燕は

今後 我が国と この国の王を軽んじることだろうと…!

 

みるみる表情が変わり 蒼ざめていくケ・ヨンス

苦々しい表情で いずれこの問題の是非は 民が判断するだろうと答える

 

いつの日か その所業を… 国相(ククサン)に罪を問うべきであると

必ず民が願う時が来ると言い残し タムドクは去って行く

 

王の信頼を得て 全てを思いのままにしてきたケ・ヨンスは

これほどまでに侮辱されたことはなかった

 

靺鞨(マルガル)の 新たな大族長となったソルドアンは

高句麗(コグリョ)を討つため 協力を得ようと 後燕に向かっていた

策士パンチョは 大国に協力を求めるのは得策ではないと進言する

また 使臣を立てるべきであり 大族長が 直接出向くべきではないという

 

しかしソルドアンは どんな手を使ってでも高句麗(コグリョ)を倒すと言い

そのためには 自らが行って思いを伝える方が早いと言って譲らない

戦場で暴れてきたソルドアンは 政(まつりごと)を知らない

直感だけで 一瞬一瞬を戦って生き抜く 戦士の考えだけが全てであった

 

奴隷商の根城で ソルドアンに面識のある慕容煕が

皮肉にも タムドクの生存を互いに証明することとなった

 

慕容宝(モ・ヨンポ)は プンパルさえタムドクを殺していれば…!と悔やみ

今更ながらに激怒し 牢獄のプンパルを殴りつけた

本人が望むように殺すだけでは どうにも気が収まらず

戦略家としての誇りを奪う 後燕で 最も卑しい職に就かせろと命ずる!

 

国内(クンネ)城では

 

タムドクと共に凱旋したヨソッケたちが 迫害を受け憤っている

天(チョン)軍と 軍隊名こそ立派だが その身なりは物乞いのようだった

 

『お前らには軍職もないのだ! 大きな顔をせずどこかへ消えろ!』

 

兵士として 訓練する場さえ与えられない事態に

ファンフェが 懸命に交渉を続ける

武将同士の規律の心得があるのは ファンフェだけなのである

 

そこへ 大幢主(テダンジュ)ヨソイが現れ 何事だ!と怒鳴る

両者がそれぞれに状況を説明するが ヨソイは聞く耳を持たず

王子の命令と言えども 天(チョン)軍を認める気はなかった

 

ヨソイは あの状況だからこそ 急ごしらえの軍が必要だったのだと

今更 烏合の衆に助けを請う気はないと吐き捨てる…!

 

『その言い草はなんだ!!!』

 

タムドクが現れ ヨソイを一喝した

しかし 中央軍を率いるヨソイも 簡単には引き下がれない

由緒ある中央軍が 鍛錬するための神聖な訓練場に

卑しい者の集まりを 勝手に入れられては困ると言い返す!

 

『この者たちは私の戦友であり 共に戦い柵城(チェクソン)を守った!

この高句麗(コグリョ)を守るため 命懸けで戦った者たちである!

彼らの志の どこが中央軍より卑しいのだ!!!』

 

あくまでも抵抗したかったヨソイではあるが

襲撃の件で負い目を感じていることもあり 天(チョン)軍を認めざるを得ない

軍事を司る立場のヨソイが 天(チョン)軍を認めたと 高らかに宣言し

今後は天(チョン)軍も 高句麗(コグリョ)の立派な軍隊であるというタムドク!

 

しかしこの一件で 他の大臣らに責められることとなってしまう

天(チョン)軍は あくまでの王子の私兵であると 大臣の誰もが思っていた

 

好きにさせるべきではないという声が上がるが ケ・ヨンスは鼻で笑う

威張るなり何なり せいぜい好きにさせるがいいというのだ

いずれ 天(チョン)軍を名乗る彼らが 王子の足を引っ張ることになると…

 

タムドクは 天(チョン)軍の者たちを 奔放に教育していく

厳しい軍律の中で鍛錬する 中央軍の者たちには それが我慢ならない

しかし 今は馴染めなくとも いずれ戦場で助け合える仲になれるという

 

第一王子タムマンは そんな弟の考えに釘を刺す

中央軍は 名家の子息が多く 自尊心の高さも相当である

氏素性の知れぬ者たちと同等にされることに 必ず反発するだろうと

 

確かに 兄やコ・ム大将軍の懸念も分かるが

生きるために学んだ剣術や武術は 基本の型にはない力があり

きっと戦の時に役立つというタムドク

 

その言葉に 是非彼らの実力を見てみたいというイ・リョン王

それなら今すぐにでも! と 訓練場へ父王を案内するタムドクだが

中央軍と 天(チョン)軍の間で 今にも揉め事が起きようとしていた…!

 

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