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武士ペク・ドンス 第16話

2018-03-24 07:00:00 | 武士ペク・ドンス あらすじ

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 武士ペク・ドンス 第16話 

 

剣仙(コムソン)キム・グァンテクが 世孫のもとを去り

壮勇衛(チャンヨンウィ)を統括していたイム・スウンもこの世を去った

 

※剣仙(コムソン):朝鮮一の武士の称号

※壮勇衛(チャンヨンウィ):正祖(チョンジョ)王が新設した親衛部隊

 

思悼(サド)世子に仕えていた翊衛士(イギサ)も罷免された今

世孫イ・サンを守れる者は 誰ひとりいない状況であった

 

※翊衛士(イギサ):王族を守る武人

 

この状況を知ったフクサモは奮起し 残された3人を鍛え直そうとする

ウンが去り チョリプも我が道を目指すべく去って行った

ドンスも不在の今 この3人を鍛えて世孫を護衛させるしかないと…!

 

翊衛士(イギサ)を罷免された 亡きイム・スウンの部下たちは

諸悪の根源であるホン・デジュを暗殺しようと 屋敷に忍び込む

しかし そこで待ち構えていたのは…

黒紗蝋論(フクサチョロン)の天主 ヨ・ウンであった…!

かつての教官を この手で殺さねばならないウンの運命である

 

※黒紗蝋論(フクサチョロン):清の殺人集団

 

一方 小さいながらも商団を切り盛りするユ・ジソン

その情報を察知したホン・デジュが 刺客を差し向ける

偶然ではあったが ジソンの窮地を救ったのは 通りかかったウンだった

 

ウンが現れたことも驚きだが ジソンをどう守るべきか思案するフクサモ

するとジンギが 山砦の護衛をしている手下を 商団へ呼び寄せるという

ならば ジンギとジンジュも 商売に加わってはどうかと提案するジソン

こうして商団は活気づき またたく間に資金が増えていく…!

 

ジソンは 貯まった資金を元手に 人参の取引を始めたいと言い出す

朝鮮人参は 清国でも実に評判が良く 高値で取引することが出来るのだ

 

するとジンジュが 清国と外国の仲介をしてはどうかと言い出す

娘が何を言っているのか さっぱり分からないジンギ

ジソンがそれを受け 分かりやすく説明する

 

諸外国を相手に戦争を行っている清国と 貿易を中止した国が多くある

そこで商団が 清国に人参を売り 羊毛の帽子を買い付ける

この帽子を諸外国に売り 金銀を得るという“三国間貿易”をするというのだ

 

かくしてファン・ジンギが率いる義賊集団は 商人として生きることとなった

まずは山に入り 良質な人参を採ることから始まる

 

一方 師匠キム・グァンテクと共に修行するペク・ドンスは

次第に修行の成果が表れ始めていた

剣の修行だけでなく 毒に関する知識に至るまで…

 

そしていよいよ ドンスが克服すべき最後の境地を伝授する

 

長い月日が流れ 人(イン)テウンが清国より戻った

黒紗蝋論(フクサチョロン)の天主が罷免され

新たな天主となるチャンリャンを伴い 砦に舞い戻った

 

天(チョン)が砦を去った後 若くして天主となったヨ・ウンは

皇命とあらばこれに従い ひざまずくしかなかった

 

さらに人(イン)テウンは ホン・デジュの屋敷に乗り込み

かつては身を寄せ 泣いてすがったデジュの前で 傍若無人な態度を見せる

左議政(チャイジョン)らと会合を開いていたデジュは

下衆な輩と繋がっていたのかと責め立てられるが

結局 事を成すのはあのような“下衆な輩”であると ほくそ笑む

 

フクサモが鍛えなおした3人が 科挙試験の武科に見事合格する!

しかし 新たな夢を志し文科を受けたチョリプの名はなかったと…

それを残念に思いながらも フクサモは 3人の合格祝いに酒をおごる

そこへ あのキム・ホンドが現れた

 

ホンドは 図画署(トファソ)の試験が通り 正式な絵師になったという

そればかりか ヤン・チョリプも合格したとの嬉しい知らせを運んできた

 

※図画署(トファソ):絵画制作を担う国の機関

 

式年試文科の丙科に 見事合格したというが 確かにチョリプの名はなかった

ホンドによれば チョリプの本名は “ホン・グギョン”

どうりでヨンゴルたちが 不合格と思ったのも無理はない

 

チョリプは両班(ヤンバン)の子息であり

その事実は フクサモだけが知っていたのだという

 

※両班(ヤンバン):朝鮮時代の上流階級

 

立派な若者に成長した世孫イ・サンのもとに 3人の護衛が就くことになった

世孫イ・サンは 3人を従え蔵書閣に出向く

そこで勤務しているのは ヤン・チョリプ改め ホン・グギョンである

 

※蔵書閣:韓国学専門図書館

 

『どんな書物をお探しでしょうか』

『詩伝を探してほしい』

 

※詩伝:五経の1つ 詩経の注解書

 

よく勉学に励む孫に 満足そうな笑顔を見せる英祖(ヨンジョ)王だが

詩経を読んでいると聞き 表情を曇らせる

詩伝は 英祖(ヨンジョ)王が読むことを禁じている書である

東宮殿より 世孫が持っている書籍を没収しろと命じ

詩伝の書を開くと 途端に笑顔を取り戻す英祖(ヨンジョ)王

 

詩伝の中の 蓼莪(りくが)編だけは孫に読ませたくないと

その理由だけで禁じてきたが その部分には目隠しの紙が貼られていた

 

※蓼莪(りくが)編:両親が死に孝行できない悲しみを詠った詩

 

王の意を解したホン・グギョンが 世孫に渡す前に施したものであるが

この時まだ 世孫イ・サンは グギョンの配慮に気づいていない

 

同席する貞純(チョンスン)王后は 王に見えぬ位置で歯噛みする

世孫が詩伝を読んでいると ホン・デジュより聞いた王后は

わざわざ世孫を呼びつけ 王の前で詩伝の話題に触れたのだ

しかし 王を激怒させるどころか 孫を見直す機会を与えてしまった

 

危機を乗り切った世孫イ・サンは ホン・グギョンを東宮殿に呼び

『お前の知恵のおかげで救われた』と感謝の言葉を述べる

 

麒麟峡で修行を続けるキム・グァンテクとペク・ドンスは

いよいよ最後の境地まで到達する手ごたえを感じていた

同じ時

天(チョン)は 全国の上段者と戦いを続け

朝鮮の豪傑チャン・テサンまで辿り着く…!

 

そんな2人に 英祖(ヨンジョ)王から呼び出しがかかる

それを フクサモのもとへ伝えに来たのは 他でもない世孫イ・サンだった

世孫イ・サンは そこでユ・ジソンに会う

ジソンは 世孫の中に思悼(サド)世子の面影を感じ 一瞬言葉を失う

 

そんなジソンは 人参の栽培に着手していた

当てもなく山中を探し回るだけでなく 種から栽培してみようというのだ

 

一方 チャン・テサンと戦った天(チョン)は テサンを殺さず仲間にした

テサンは 賞金首を斬り 役所に差し出すことを生業としていた

その首に1万両の賞金が懸かっているというファン・ジンギ

その者を なぜ放っておくのかと聞かれ 苦笑いするテサン

 

すでに ジンギとは戦っており 無様に負けたことで名簿から除外したという

ならば次の相手はファン・ジンギだと 面白そうに笑う天(チョン)

 

この2人の会話を盗み聞いた者が 人(イン)テウンのもとへ戻る

偵察からの報告を聞き ジンギを見張るという人(イン)テウン

天(チョン)を始末することは皇命でもあるというが

ウンと地(カオク)は 賛成しようとしない

 

そもそも 代々の天主は 先代を斬ってその座に就く

天(チョン)もまた 地(カオク)の父を斬って天主となった

ウンがそうしなかったのは 天(チョン)がそうさせなかっただけである

 

新しき天主チャンリャンと共に 天(チョン)を倒しに行くというが

そもそも人(イン)テウンに その力量はないという地(カオク)

しかしテウンの決意は固く その足でデジュの屋敷を訪れる

 

ファン・ジンギの名を聞いたデジュは 死んだはずだと答える

ジンギとカオクの 深い絆を知らないデジュだった

 

1万両という懸賞金が懸かる大逆罪人のファン・ジンギ

これを始末すれば 間違いなくデジュの功績になる

ジンギのもとへ行くであろう天(チョン)を倒す

この情報を得たカオクは ジンギを訪ねるだろう

居場所を捜すなど 容易いことだとほくそ笑む人(イン)テウン…!

 

力量がないのであれば策を巡らすのみ!

己を知るテウンは 我が剣を汚さずして事を成そうとする

 

地(カオク)は そんな策を見破り ジンギに逃げろと告げに行く

しかしそれも既に遅く 天(チョン)が現れ

さらには デジュの手下が偵察に…!!!

 

こうして戦いを挑まれた以上 拒むことは出来ない

ジンギは 死を覚悟して剣を抜くしかない…!

 

同じ時

 

ホン・デジュが差し向けた官軍が ジンギの砦に向かう

そして人(イン)テウンもまた ウンと共に砦を目指していた

 

『ウン! ジンギのとどめはお前が刺すんだぞ!!!』

 

剣と剣との勝負に 容赦なく無数の矢が撃ち込まれた

四方を取り囲む官軍が テウンの命令で一斉放射したのだ!!!

 

脚を撃ち抜かれたジンギのもとへ ジンジュが駆け込む!

泣き叫ぶジンジュを守ろうと カオクが覆い被さる!

奇しくも天(チョン)は 母と娘を守る形で背中に矢を受けてしまう!

 

『母さん! 母さんしっかりして!!!』

『母さん… だと?』

 

訳を聞く暇などなく 天(チョン)は2人を守って矢を払う!

先代天主を討つ役目は 新たなる天主チャンリャンである

天(チョン)は そんなチャンリャンを無視し 母娘の後を追う!

残されたファン・ジンギの前に ヨ・ウンが…!

 

『お前はとうとう… ただの人殺しになるのか?』

『己の運命に従うだけです』

 

黒紗蝋論(フクサチョロン)の兵士が 母娘を追撃していた

天(チョン)は 兵士たちをなぎ倒しながら2人を追う!!!

傷ついた母を按じて泣き叫び 離れようとしないジンジュ!

それを力づくで引き離し 遠くへ逃げろと叫ぶ天(チョン)!

 

『カオク! お前だけは死なせん…!!!』

『娘をお願い…! ……あなたの子なの!』

『何?!』

『あのたとの娘なの!!!』

 

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