“さるかに合戦”  臼蔵 と 蜂助・栗坊 の呟き

震災や原発の情報が少なくなりつつあることを感じながら被災地東北から自分達が思っていることを発信していきます。

円高と空洞化に関して

2011年09月05日 20時45分59秒 | 臼蔵の呟き
NHKラジオで午後6時半ころに解説委員とトヤマカズヒコ氏(所属は分からず)が産業空洞化に関して話していました。その話は驚くべきものでした。
NHKは誰から視聴料を貰っているのかと思うような議論でした。内容は、競争力との関係で弱い企業は廃業すべき(淘汰と表現)との暴論です。そして、産業政策としてではなく社会保障、政策として廃業、転業を進めるべきとの話です。はー?の議論を堂々と行っていました。
これがNHKの公式な見解か?耳を疑う議論と解説でした。マスコミのおごりと知識人を名乗る「いんちき人物」を利用した暴論に反論する必要があります。

東京、大阪の中小企業は全て廃業、転業できますか??本当にそんなことがいえますか。それが政治の責任だと言えますか。その結果、また消費税率をあげろというのですか?。一部企業の輸出の為により多くの産業が犠牲になり、なぜ耐えなければならのですか??答えて欲しいものです。

難しい除染

2011年09月05日 20時21分47秒 | 臼蔵の呟き
福島県での除染が簡単に進まないかもしれないとの話がありました。理由は、除染しても大規模な場合、除染後の土、コンクリート削り後の汚染ごみなどの保管場所が決まらない問題です。いくつか地点、土地の選定を行い、交渉にはいると候補地の住民から「反対」になり、汚染土、コンクリート片などを保管する場所が決まらないとのことでした。その結果、大規模な除染は物理的に無理ではないかとのことでした。個人住宅での除染は出る残土も少ないので、一時保管は出来るかもしれません。学校、公共施設などは出る残土が多く、保管できないのではないかとの話でした。

畑、果樹園、水田など作物によって土壌の処理方法を1つ1つ考えて決める必要があるかもしれません。高汚染地域は除染を国、県の責任で行うべきと思います。しかし、土壌などが500ベクレル前後の土壌汚染は別の対策が検討される必要があるかもしれません。

フクシマからの帰り道(車中)NHKラジオで原発問題を考えると東京工業大学教授、もう1人は所属は原子力関連組織の人物が話していました。その中で、エネルギー問題のためには少々の我慢(事故が起きても仕方がない)が必要と言っていました。なにが少々の我慢か?です。この人物は自分が、自分の家族が大熊、双葉、浪江に住むこと(被曝し、自分の居住地を追われる苦しみにあっている人々の立場に立つこと)を要請します。そのことが出来ればこの話は少しは成立しますが、自分は安全地帯に身をおき何を勝手なことを言うんだと非常に腹が立ちました。とんでもない人物がまだ、マスコミに登場して無責任な解説を行っているかと。こんな連中が中心にいるような産業、業界はまともではありません。

全く、フクシマの苦しみが分かっていないと思います。許せない。






福島県での除染

2011年09月05日 06時12分57秒 | 蜂助の呟き
 おはようございます。蜂助です。今日は除染の話です。

 さきほど読んでいた雑誌で、福島県の線量が高い地域に住んでいて別の土地に避難した同居していた孫から「毒ガスの家」と言われたそうです。何と悲しいことでしょう。

 昨日の地元紙「河北新報」の記事の内容です。福島第一原発により放射性物質で汚染された県土をできるだけ元に戻そうと、福島で暮らす人たちが放射性物質の除去「除染」を急いでいます。郡山市では、今年4月から7月にかけて、市内の小中学校86校のうち、校庭の線量が毎時1マイクロシーベルトを超えた65校で校庭の表土を除去しました。最も線量が高かった小学校では4.1マイクロシーベルトだったのが8月末には0.5マイクロシーベルトまで下がりました。

 福島県教育委員会によると、原発事故から夏休みまでに、県内の小学生6628人、中学生2125人が圏外に転校したそうです。最低でも片親、そして幼児もいますのでどう計算しても1万5千人位の方が福島県から居なくなりました。郡山市のある母親は、夏休み終了直前に小学生の子ども2人を連れて西日本に引っ越しました。「夏休み中に通学路の除染作業が始まらなかった」のが理由です。夫は仕事のために残ったそうです。

 除染にもいろいろあり、校庭などでは表土を剥ぐ。しかしアスファルトやコンクリートは水のよる高圧洗浄などでは洗い流すことができません。これらの除染の方法で確実なのは、表面を特殊な機械で削り取り(やすりで削り取る感じ)掃除機のようなものでそれを吸引することだそうです。本日、福島市のある場所で専門家によるこの実演と、除染全般の座学講義を受けてきます。宮城県でホットスポットが見つかった場合の対策の提案ができるように勉強中です。