政治の劣化と閉塞感は誰でも感じていると思います。面白い論文がありましたので紹介します。
1990年前半の細川政権による小選挙区制度の導入に対する反省、教訓です。第一の間違いは、2大政党制による中小政党の排除です。この結果、有権者の選択肢が狭められ、国会に国民の意思が反映しなくなった。
第二に、理念、政策に基づかない政党の誕生が発生してきたことです。民主党を見るとその通りと思います。なぜでしょうか、小選挙区は1人しか当選しないために政党は手段=選挙互助会と化すとのことです。事実を見ると正確な分析評価と思います。
第三に、二大政党の政策が似かよることです。なぜならば、小選挙区制は選挙区のなかで50%以上の得票を目指すことで、知らず知らず相互の政策が似かよる性格を持つことだそうです。(なるほどです)
第四は、短期間に多数は政党が入れ替わり、ねじれ現象が頻繁に起こる点です。これもこの数年の政治状況を見ると的確な分析評価です。小選挙区制は少しの得票率差を議席数では大きく差をつけること(相対的に多数が全ての議席を取るために)が制度の目的、狙いでもあるからです。
第五は、連立の誘惑が生じる反面、それが困難になる問題です。今の民主党、自民党、公明党の話し合い(3党合意)、動きを見ると明らかです。民主党、野田政権が自公へのすりより、連立を目指してもうまく行かないところに今の政治、政治改革の行き詰まりがより深刻になっていることを物語っています。
1990年前半の細川政権による小選挙区制度の導入に対する反省、教訓です。第一の間違いは、2大政党制による中小政党の排除です。この結果、有権者の選択肢が狭められ、国会に国民の意思が反映しなくなった。
第二に、理念、政策に基づかない政党の誕生が発生してきたことです。民主党を見るとその通りと思います。なぜでしょうか、小選挙区は1人しか当選しないために政党は手段=選挙互助会と化すとのことです。事実を見ると正確な分析評価と思います。
第三に、二大政党の政策が似かよることです。なぜならば、小選挙区制は選挙区のなかで50%以上の得票を目指すことで、知らず知らず相互の政策が似かよる性格を持つことだそうです。(なるほどです)
第四は、短期間に多数は政党が入れ替わり、ねじれ現象が頻繁に起こる点です。これもこの数年の政治状況を見ると的確な分析評価です。小選挙区制は少しの得票率差を議席数では大きく差をつけること(相対的に多数が全ての議席を取るために)が制度の目的、狙いでもあるからです。
第五は、連立の誘惑が生じる反面、それが困難になる問題です。今の民主党、自民党、公明党の話し合い(3党合意)、動きを見ると明らかです。民主党、野田政権が自公へのすりより、連立を目指してもうまく行かないところに今の政治、政治改革の行き詰まりがより深刻になっていることを物語っています。