2つのことに触れます。
1つ目は、鉢呂吉雄経済産業相は9日の閣議後会見で、野田佳彦首相に同行して8日に東京電力福島第1原発などを視察した際の印象について「残念ながら周辺市町村の市街地は人っ子一人いない、まさに死の町という形でした」と述べた。周辺住民は原発事故の影響で避難しており、担当閣僚の発言として配慮を欠くとの批判も出そうだ。
以上が朝日、日経新聞ニュースで流れています。何が問題かと考えれば、当事者としての自覚、責任意識があったのかという点だと思います。実態はこの地帯は誰もいなく、静寂でそこに立っても音のない世界です。そのことを表現する仕方として「死のような世界」は認識としては事実です。その現実を東京電力、政権中枢、当事者がどのような自覚、責任意識で触れたかではないかと思います。経済産業省の最高責任者として当事者責任を自覚し、このような事故を2度と起こさないぞと!分かる言葉、会見であれば問題にはされなかったのだと思います。次々に政治家が入れ替わり立ち代り、現地視察を行う、しかし何も事態は変わらない現状。その苛立ちを理解した上での発言と感じられたかどうかではないかと思います。
2つ目は、原発事故による放射能汚染を恐れる人からのメールなどを理由に福岡市内での出店が中止となった福島県産品店「ふくしま応援ショップ」。
事実が明らかになった8日、「残念だ」との声が上がる一方で、汚染を恐れて避難してきた被災者からは「出来るだけ危険を避けたい」との本音も聞かれた。東日本大震災から11日で半年。被災地支援の難しさが、改めて浮き彫りになった。
同ショップが出店する予定だった福岡市西区の商業施設「マリノアシティ福岡」。買い物をしていた元病院検査技師○さん(52)(福岡市)は「そうしたメールの意見が福岡県民の大多数の考えと思われると残念」と表情を曇らせた。
かつて仕事で放射線を使用する機器を扱っていたと言い、「基準値以下のものだけを販売するとしており、問題はないと思う。正しい知識が大切」。出店を断念した市民グループ「ふくしまショッププロジェクト」へは「復興支援は息の長いものになる。これにめげず、新しい販売場所を探してほしい」と話した。
1人1人の日本国民がフクシマ問題は東北、福島県の別世界の問題かどうかを考えて欲しいと思います。我々の想像力、考える力、文化(「あいまいな日本の私」)が問われているのだと思います。九州は九州電力のやらせメール事件、玄海原発の稼動問題があります。仮にあってはならない事故が自らの地域で起きたらどうするのでしょうか。九州地区でも反対の立場になったら福岡も汚染地域、圏内に入ります。どうするのでしょうか?福島、東北の人は上記のようなことを言うのでしょうか。京都の大文字焼き「陸前高田松」と同じ話です。残念なことです。
1つ目は、鉢呂吉雄経済産業相は9日の閣議後会見で、野田佳彦首相に同行して8日に東京電力福島第1原発などを視察した際の印象について「残念ながら周辺市町村の市街地は人っ子一人いない、まさに死の町という形でした」と述べた。周辺住民は原発事故の影響で避難しており、担当閣僚の発言として配慮を欠くとの批判も出そうだ。
以上が朝日、日経新聞ニュースで流れています。何が問題かと考えれば、当事者としての自覚、責任意識があったのかという点だと思います。実態はこの地帯は誰もいなく、静寂でそこに立っても音のない世界です。そのことを表現する仕方として「死のような世界」は認識としては事実です。その現実を東京電力、政権中枢、当事者がどのような自覚、責任意識で触れたかではないかと思います。経済産業省の最高責任者として当事者責任を自覚し、このような事故を2度と起こさないぞと!分かる言葉、会見であれば問題にはされなかったのだと思います。次々に政治家が入れ替わり立ち代り、現地視察を行う、しかし何も事態は変わらない現状。その苛立ちを理解した上での発言と感じられたかどうかではないかと思います。
2つ目は、原発事故による放射能汚染を恐れる人からのメールなどを理由に福岡市内での出店が中止となった福島県産品店「ふくしま応援ショップ」。
事実が明らかになった8日、「残念だ」との声が上がる一方で、汚染を恐れて避難してきた被災者からは「出来るだけ危険を避けたい」との本音も聞かれた。東日本大震災から11日で半年。被災地支援の難しさが、改めて浮き彫りになった。
同ショップが出店する予定だった福岡市西区の商業施設「マリノアシティ福岡」。買い物をしていた元病院検査技師○さん(52)(福岡市)は「そうしたメールの意見が福岡県民の大多数の考えと思われると残念」と表情を曇らせた。
かつて仕事で放射線を使用する機器を扱っていたと言い、「基準値以下のものだけを販売するとしており、問題はないと思う。正しい知識が大切」。出店を断念した市民グループ「ふくしまショッププロジェクト」へは「復興支援は息の長いものになる。これにめげず、新しい販売場所を探してほしい」と話した。
1人1人の日本国民がフクシマ問題は東北、福島県の別世界の問題かどうかを考えて欲しいと思います。我々の想像力、考える力、文化(「あいまいな日本の私」)が問われているのだと思います。九州は九州電力のやらせメール事件、玄海原発の稼動問題があります。仮にあってはならない事故が自らの地域で起きたらどうするのでしょうか。九州地区でも反対の立場になったら福岡も汚染地域、圏内に入ります。どうするのでしょうか?福島、東北の人は上記のようなことを言うのでしょうか。京都の大文字焼き「陸前高田松」と同じ話です。残念なことです。