“さるかに合戦”  臼蔵 と 蜂助・栗坊 の呟き

震災や原発の情報が少なくなりつつあることを感じながら被災地東北から自分達が思っていることを発信していきます。

差別をなくそう!

2011年09月14日 17時37分15秒 | 臼蔵の呟き
「清河への道」という歌があります。歌手は日本名で新井英一さんです。彼は在日朝鮮人です。朝鮮名はわかりません。
彼が歌っている歌詞の中に差別のことが出てきます。お母さんが廃品回収業で生計を立てて彼と兄弟を育てました。あるとき事件があり、彼らが学校で「朝鮮人、朝鮮人」といわれた初めて母国を意識したことが歌われています。また、そのような差別に対して喧嘩、喧嘩に明け暮れて「ぐれた」と歌ったいます。日本人と韓国人、朝鮮人は何が違うのでしょうか?人間としての価値、能力で何が違うのでしょうか?
9.11テロでキリスト教(白人)とイスラム教の対立が激化しています。白人と中東アジア人とどこが違うのでしょうか。古代文明の発祥の地はエジプト、インド、中国です。日本人、白人などよりずっと彼ら、彼らの祖先は優秀かつ優れた文明を持っていました。でも日本はアメリカ、イギリス、白人に対する差別意識はほとんど持っていません。むしろ、劣等感すらあります。アメリカ民主党、共和党の言うことは全て「yes」です。これらの行動は無意識の意識もあるのだと思います。
震災の復旧、復興が遅いのも首都圏と東北を比較したときに「政治の意識、政権の意識」が違うのだと思います。福島県浜通りに原発を作ったのもその1つです。首都圏、名古屋、大阪、京都には原発は作りません。でも電気使用量が一番多いのは首都圏、名古屋、大阪、京都ではありませんか。野田内閣が原発再稼動の発言が軽く、軽率とも思える簡単なのもその意識の差だと思います。東京のど真ん中に原発があり、原発が事故を起こしたら、収束もせず、原因も分からず、再稼動をさせると言うのでしょうか?
彼らにとっての「国家」とは東京、名古屋、大阪、京都のことなのでしょうか。頭の中を覗いてみたいと思います。本当に。




臨時国会と質疑

2011年09月14日 17時04分57秒 | 臼蔵の呟き
野田政権施政方針演説に対する質疑が始まりました。民主党は予算委員会などを開くつもりはないと4日間の会期で閉会すると決めました。報道では平野国対委員長が「今の内閣は不完全で、十分な答弁ができない」と説明したそうです。本当かと耳と目を疑うような話です。これが新内閣のレベルです。日本の政治レベル、政権の能力はこの程度しかないかと思うと暗澹たる気持ちになります。鉢呂氏の発言、防衛大臣発言などはこの内閣では当たり前だと思います。玄葉氏(外相)は沖縄で「踏まれても蹴られても誠心誠意沖縄に向きあって行く」と発言し、沖縄の人たちが怒っているとのことです。失言は当たり前です。彼らは失言ではなく、本心からそう思って、発言してるのですから失言ではありません。これがこの内閣のレベルなのだと思います。
ところが問題なのは、そのレベル低い、能力がない閣僚、内閣が消費税率を10%に引き上げることを提起しています。また、原発もストレステストを行い、再稼動させると報告しました。震災復旧、復興に関する増税策を起案して提起する事も公言しました。民主党が政権交代時に掲げたマニュフェストにそんなことが書いてありました?というようなことを平然と公言、政策として提起しています。だったら、総選挙をすべきですが、それはやらないとーー何を言っているのですか?です。
今日の午後の自民党代表質問でたちの悪い質問が延々とされました。A級戦犯に対する評価、靖国神社に首相として参拝すべきだ、歴史観に関する質問です。歴史上の事実を逆転させる質問です。ドイツではそんなことを言えば犯罪になるようなことを平然と自民党議員が国会で堂々というような異常さがあります。歴史を大局的観点から見ないのが彼らの特徴です。日本の自民党、野田氏がなんと言おうと日本の中国、韓国などへの侵略戦争はなかったことにはなりません。世界からは笑いものにされるだけです。
その彼らが、国連常任理事国に入りたいというのですから「ばかも休み休み言いたまえ」ですね。また、海外に輸出しなければならないからTPP交渉に乗り遅れてははだめだとのことです。食糧自給率はどうするのですか?軍事力は増強し、自衛隊が武器を使用できるようにしたいとーー前原氏がアメリカで演説を行いました。軍事力どころか食糧すら確保できない国が戦争なんか出来るのですか?太平洋戦争で何を食べていあたか知ってるのですか?そもそも食べるものが手に入らなかったではないですか。石油、石炭すらなくてどうするのでしょうか?-矛盾する事をあちこちで口からでまかせのようにしゃべり、本当にひどいレベルと連中です。





メディアは正しい報道を

2011年09月14日 06時41分38秒 | 蜂助の呟き
 おはようございます。蜂助です。

 今朝の地方新聞「河北新報」の1面に「安住を求め・・・県外へ避難」という特集記事が載っています。福島県5万5793人、宮城県8524人が全国に避難しているとのことです。この記事の中で、仙台市宮城野区の母子家庭の方が子どもを連れて北海道に避難したことが伝えられています。胸がつぶれる思いで記事を読みました。

 「福島第一原発事故後、放射能の影響を心配し保育所に被災地の食材を使わないよう求めた。保育所は”国の基準を守っている”と説明した。長女に2ヶ月間、弁当と水稲を持たせたが”スーパーに並ぶ食材も被災地で取れたものが多く、手の尽くしようがなくなった”」

 福島第一原発事故は、ひどいことをするものだ。

 わが子が心配で避難する気持ちはよくわかります。
 
 仙台市宮城野区は、空間線量0.07マイクロシーベルト/1時間くらいです。林や畑などの木々や周りからの放射線が多く受ける場所でも、せいぜい0.15以下でしょう。このような地域の方も避難しなければならないとしたら、数百万人の方、いや関東地方がこの空間線量と同じ地域があるので、数千万人の方が土地を離れなければならなくなります。
 この方の場合、回りに一緒に放射線や放射性物質、放射能のことを学習し、励ましあってゆける方が居れば、身寄りの無い地域に避難する必要が無かったのではないかと思います。

 放射性物質や放射能は目に見えませんが、学習することで、その怖さの程度を知ることがたいへん重要になっています。
 放射性物質の濃度(量)、放射線の強さの程度を知り、それに対応する行動が必要なのです。メディアは、いいかげんに「放射能=怖い」のようなレベルの低い報道はやめてください。あなた達が、国民に放射能を「白か黒か」「ゼロかあるのか」と思わせているのです。

 国やメディアが正確な情報を出さず、恐怖だけが増幅して避難を選択せざるをえなかった方々がたくさんいるのでしょう。なぜ、「0.07マイクロシーベルト/1時間」の意味を正確に教えないのでしょう。ベクレルだって、その意味を解説してくれたでしょうか。

 ひどいメディアは、放射性物質検査について検出機器の検出限界を悪意に伝えています。どんな機器だって、ゼロを計ることはできません。ゼロは無限に何も無いのです。何も無いことを証明できる機器は世の中に存在しません。
 検出機器の検出できる数値が、ある検査では「20ベクレル/1キログラム」の場合、悪質なメディアは、こう報道したのです。

 検査の結果、20ベクレル/1キログラム以下であることがわかりました

 どうしても検出限界を書きたいのなら「検査の結果、放射性物質は検出されませんでしたが、この検出機器は20ベクレル以下は検出できません」と正確に書いてください。
 このような記事を書く記者は、自分の体の中に自然の放射性物質「カリウム40」が数千ベクレルも有って自ら「内部被爆」をしていることを知っているのでしょうか。
 
 正確に情報を与えられていない、国民を騙すような報道をするメディア(新聞、テレビ、雑誌)は、心から反省してほしいものです。