宮城、岩手県津波意被害地域を車で走ってわかることはこんなところまで津波が到達したんだとびっくりするような地域があります。また、主要道路には津波到達区域と表示されてもいます。その範囲の広さ、海面からの高さは想像をはるかに超えています。その表示は実際の生活、行政の災害基準として生きていたのかと思う部分もあります。南三陸、陸前高田などは主要な施設がほとんどその地域にあり、今回被害、海水に洗われています。陸前高田の球場は完全に水没していますし、海岸線のすぐ横に位置していました。
下記の内容は地震学会の研究報告です。今後、予想される東海、関東でも海抜の低い、海岸線は今から、検討して対策を実行する事が今回の震災、津波被害の教訓と思います。
1498年の東海地震、津波遡上36mの可能性
室町時代の明応東海地震(1498年)で、静岡県沼津市では津波が約36メートルまで遡上(そじょう)した可能性があることが、東京大学地震研究所の都司嘉宣准教授らによる調査で明らかになった。(新潟市で開催中の歴史地震研究会で17日、発表)
国の地震調査研究推進本部によると、明応東海地震はマグニチュード8・2~8・4。静岡地方の津波による死者は約2万6000人と推測されている。
都司准教授らは、同地震の津波でヒラメがあがったという伝承が、沼津市戸田地区の平目平に残っていることに着目。現地で測量を行い、海抜36・4メートルまで津波がさかのぼったと考えられると結論づけた。
静岡県の津波対策はこれまで、1854年の安政東海地震をもとに行われてきたが、都司准教授は「明応の津波は、安政の3倍程度高い。1000年に1度の津波でも人命を守るには、明応の津波を考慮して避難所を設定すべきだ」と、見直しを求めている。
下記の内容は地震学会の研究報告です。今後、予想される東海、関東でも海抜の低い、海岸線は今から、検討して対策を実行する事が今回の震災、津波被害の教訓と思います。
1498年の東海地震、津波遡上36mの可能性
室町時代の明応東海地震(1498年)で、静岡県沼津市では津波が約36メートルまで遡上(そじょう)した可能性があることが、東京大学地震研究所の都司嘉宣准教授らによる調査で明らかになった。(新潟市で開催中の歴史地震研究会で17日、発表)
国の地震調査研究推進本部によると、明応東海地震はマグニチュード8・2~8・4。静岡地方の津波による死者は約2万6000人と推測されている。
都司准教授らは、同地震の津波でヒラメがあがったという伝承が、沼津市戸田地区の平目平に残っていることに着目。現地で測量を行い、海抜36・4メートルまで津波がさかのぼったと考えられると結論づけた。
静岡県の津波対策はこれまで、1854年の安政東海地震をもとに行われてきたが、都司准教授は「明応の津波は、安政の3倍程度高い。1000年に1度の津波でも人命を守るには、明応の津波を考慮して避難所を設定すべきだ」と、見直しを求めている。