彼女がどのような思想の持ち主かは多くの国民は知っています。彼女が、安倍、百田など右翼勢力と同調して、いろいろな主張をしてきたことは明らかなことです。
人種差別主義者に共通することは、天皇、皇族、日本民族は優秀などと主張し、中国人民、朝鮮民族、黒人などの人々さげすむような態度をとり続けてきました。その思想的潮流がヘイトスピーチなどで嫌韓、嫌中などの街頭デモを繰り広げています。
自らの主張を批判されると抽象的な言質で批判をかわし、自らの発言を訂正、謝罪することを拒否することも共通しています。問題は、本人がどう思おうと、差別されてきた南アフリカ国民が彼女のコラム主張を人種差別的であり、差別容認と受け止めたことこそが最大の問題です。この点を全く理解しない、傲慢で不遜な人物であるということです。
<北海道新聞記事>曽野氏、抗議されたコラム撤回せず アパルトヘイト政策は不支持
作家の曽野綾子氏は18日、「アパルトヘイトを容認した」と南アフリカの駐日大使らから抗議された産経新聞掲載のコラムについて、撤回する意向がないことを明らかにした。共同通信の取材に文書で回答した。アパルトヘイト政策を支持しない考えも示した。
曽野氏は回答の中で、コラムの見解はアパルトヘイトの擁護だと指摘されたことに対し、「私はそう書いておりません」と否定した。
また「すべての個人が個性的魅力を持っています。アパルトヘイトなどやっていたら、そのすばらしさに出会えません」と答えた。
このコラムは「労働力不足と移民」と題して11日の産経新聞の朝刊に掲載された。曽野氏はその中で「20~30年も前に南アフリカ共和国の実情を知って以来、私は、居住区だけは、白人、アジア人、黒人というふうに分けて住む方がいい、と思うようになった」などと記述。日本アフリカ学会の研究者有志などは、コラムの撤回や関係者への謝罪を求めている。