春風駘蕩

いつの時代でもこうありたい

2017年(平成29年)正月

2017年01月01日 | 日記
一期一会。人との出会いは一度限りのものと心得て誠意を尽くす。 子供の頃、試験によく出る四字熟語のひとつとして覚えた言葉が、 この齢になって、実感としてよみがえってきます。自分を含めて、 みんなが齢をとったいま、旧い友人との交流は薄れ、親しく付き 合っている友人の数は指で数えるほどになりました。数少ない友人と 、お互いの健康を確かめ合うために、月に一度、顔を合わせています。 いつ何があってもおかしくない年齢。一期一会を肝に銘じ、 人との出会いを大切にしていきたいと思っています。

2016年(平成28年)正月

2016年01月01日 | 日記

今年、七十五歳になります。ついに後期高齢者への仲間入りです。
十年前、年賀状に「アッという間に六十五歳を迎えることになり
ました」と書いたのを覚えています。早いもので、あれから十年、
その間、引越しや勤務生活への終止符など、節目となる出来事が
いくつかありましたが、おかげさまで、なんとか平穏な暮らしを
続けることができました。
さて、これからの十年、思いはさまざまですが、落ち着くところ、
自己研鑽と健康で穏やかな日々・・・そうありたいと願っています。


2015年(平成27年)正月

2015年01月01日 | 日記
前を見ないで後ろを見る。教師を定年で退職したあと、夫婦二人で 野菜づくりを続け
ている信州伊那谷の知人の言葉です。「前を見る」 ならわかりますが「後ろを見る」
とはどういうことか。話をよく聞 いたら、私はこの言葉が好きになりました。
知人は九十歳。広い畑に玉ねぎ約千本を植える。畝をつくり、細い 苗を一本一本、
根気よく植えていく。気が遠くなるような単調な作 業だ。そのとき彼は「先を見ると
嫌になる。振り返って後ろを見る と『こんなに植えたのか』と思い、元気がでる」と
話していました。 この言葉を糧に、私も元気に生きようと思っています。

新緑の鎌倉山

2014年05月03日 | 日記

標高約100メートルの鎌倉山。山というよりは木々に覆われた丘陵といったほうがわかりやすい。
桜が散り、若葉へと姿を変えたこの時季、山がこんもりと膨れ上がったように見える。
青葉若葉のこの季節、鎌倉山は生気に満ちている。

 山笑うふもとで跳ねる孫五歳  かつみ


4人に1人は高齢者

2013年09月16日 | 日記
9月16日は敬老の日。この日、日経新聞は1面に「総務省が敬老の日に合わせてまとめた15日時点の人口推定で、
65歳以上の高齢者が過去最高の3186万人となり、初めて総人口の25%に達した」との記事を掲載した。

2005年1月、私はこの欄に「日本の老齢人口は65歳以上が2400万人、全人口に占める割合(高齢化率)は
20%に達した。赤ちゃんを含め、日本人の5人に1人は老人ということになる」との日経新聞の記事を紹介した。

あれから8年、高齢者数は増え続け、全人口に占める割合は25%に達した。赤ちゃんを含め、日本人の4人に1人は
老人ということになる。高齢者人口の増加の要因は、団塊世代(昭和22年から24年の3年間に生まれた人たち)が
老年期にさしかかったことによる。

来年は団塊世代最後の24年生まれの人が65歳を迎える。少子化のなか高齢者人口の増加はまだまだ続き、
20年後には3人に1人が老人という時代が到来すると予測されている。そうなると、産業構造を始め、日本の社会は
大きく変化していくことになる。

イチローの言葉

2013年02月14日 | 日記
2月13日の日本経済新聞。この日のトップ記事は「北朝鮮が核実験」「3回目『小型化、成功』」の大見出し。
同じ日の特集欄に「イチロー語る」が掲載されていた。イチローの言葉が素晴らしいのでここに転載した。

「『何かのために』は聞こえは良い。でも時に思い上がっているようにも思える。
人間関係においても言えることだが、誰かの『ために』やろうとすると厄介な問題になることがある。
しかし、誰かを『思い』何かをすることは、見返りを求めることもなく、そこに愛情が存在しているから
不幸な結果になることが少ないように思う」

「今はまだ色紙に一言といわれても書けない。大切にする姿勢や哲学はあるが胸を張って一語残せるほどの自分ではない。
拙い表現でも将来自分の言葉で伝えられたらなと思う。しかし結局、言葉とは『何を言うか』ではなく、
『誰が言うか』に尽きる。その『誰が』に値する生き方をしたい」

「米国に行ってから、日本語の深さや美しさを自分なりに感じるようになり、日本語をきれいに話したいと思い始めた。
日本語でも自分の感覚や思いを伝えることは困難だと感じている。それが外国語となれば、不可能に等しい。
英語で苦労する以前に、僕は日本語で苦労している」

「日本の製品は安心感が抜群。外国メーカーの技術も、実は日本人が開発していることが多いのでは、と想像している。
技術が外に出ていく状況をつくってしまった国や企業に対して、それはいかがなものか、とは思う。
いま、安倍(晋三首相)さんのこと、めちゃくちゃ応援しているんです。頑張ってほしいです」

姉の死

2013年02月11日 | 日記
2月11日午前、姉が他界した。享年74歳。死因は肺癌だった。

死の前日、私は姉を見舞った。ここ数日、水以外のものを受け付けず、やせ細っていた。
酸素吸入を付けたままでの会話は聞き取りにくかったが、「お先にね、さようなら」という短いメッセージだけはよく聞こえた。

私は、姉に「もう少し頑張って・・・」と言いたかったが、これまでも懸命に頑張ってきたのだから、それも言えず、
姉の手をしっかりと握りしめて、「お疲れさまでした」としか言えなかった。それが最後だった。

姉が癌の宣告を受けたのは昨年の8月。入院中とは言え、まだ元気だった姉は「余命6ヵ月と言われたが、
延命措置はしない。自然死を選ぶと医師に伝えた」と、私にも明確に伝えた。

以後、本人の希望で自宅療養となり、毎週、医師と介護師の訪問を受けていたが、医師の宣告通り、6ヵ月で力尽きた。
死への覚悟と矜持を崩すことなく、静かに旅立って行った姉の最期を、私は立派だったと思う。

安倍内閣の支持率68%

2013年01月28日 | 日記

今日(1月28日)の日経朝刊は、安倍内閣の支持率が68%に達したとトップニュースで伝えた。
見出しは「内閣支持68%に上昇」と5段ベタ白抜き、サブ見出しは「脱デフレ姿勢を評価」。
地味な紙面づくりの日経にしては大きな扱いだ。

世論調査は、日本経済新聞社とテレビ東京が1月25日から27日の3日間、福島県の一部地域を除く全国の成人男女
を対象に乱数番号(RDD)方式により電話で実施した。その結果、1433世帯から913件の回答を得た。回答率は63.7%。

安倍内閣が発足したのは昨年の12月26日。内閣発足から1ヵ月たった時期の調査で発足時より支持率が上がったのは小泉内閣以来。
安倍内閣を支持する理由は「人柄が信頼できる」(28%)、「政策がよい」(26%)、「安定感がある」「指導力がある」(ともに25%)。
安倍内閣や自民党執行部の1ヵ月間の仕事ぶりを「評価する」は62%で「評価しない」の18%を大きく上回った。

今夏の参院選で投票したい政党や候補者がいる政党は、自民党が41%(政党支持率49%)、日本維新の会12%(同6%)、
民主党8%(同8%)、みんなの党7%(同6%)。民主党は、投票したい政党や候補者で日本維新の会に抜かれて3位。
民主党の凋落ぶりは地方選においても顕著で、6月23日投開票の東京都議選、7月の参院選への対応が見もの。
このままでは二大政党の一翼を担う政党とはとても言えない。

日本語の美しさを

2013年01月01日 | 日記
新春のお慶びを申し上げます

めでたさも 中くらいなり おらが春 一茶

幼稚園児の孫が小林一茶の句を暗唱しています。俳句を通して自然観察の機会を与え、
五七五の韻文から日本語のリズムを体験させるというのが園の教育方法のひとつだそうです。

確かに俳句は自然との対話であり、季節への挨拶です。移りゆく季節の変化を五感で読み取り、
それを短い言葉で表現する。そこには日本人の鋭い感性と日本語の美しさが凝縮されています。

情報とスピードの時代、時は早く過ぎ去りますが、しばし立ち止まって自然を見つめる。
その時間を大切にしたいと思っています。

皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

平成二十五年 元旦

自民圧勝、政権を奪還

2012年12月17日 | 日記
12月16日に投開票された第46回衆院選は、自民党が圧勝、自公合わせて総定数の3分の2を確保し、
3年3ヵ月ぶりに政権を奪還した。

民主党は公示前の3分の1以下に落ち込む歴史的な惨敗を喫し、野田首相は16日夜、民主党代表を辞任した。

自民圧勝、民主惨敗。政権交代の最大の要因は、混迷を続けた民主党政権への国民の厳しい批判だ。
といって、国民が自民党を圧倒的に支持したわけではない。「民主党よりはましだ」という判断での選択だったと言える。

自民党はそのことを肝に銘じておくべきだ。政権を奪還したからといって、かつての「古い自民党」に戻ったら
国民は次の選挙で厳しい判断を下すだろう。

26日には安倍政権が発足する。日本の政治を混迷から安定へと導くために、安倍総理の強いリーダーシップに期待したい。