春風駘蕩

いつの時代でもこうありたい

携帯には出ない

2010年02月27日 | 日記
退職直後から携帯電話には出ないことにした。携帯電話は、どこにいてもすぐ連絡が取れる便利さから勤め人の必需品
となっている。私の携帯にも仕事上、関係のある人をたくさん登録している。しかし、勤めを辞めたのだから、そうした
過去の人間関係はもう必要ない。この際、携帯電話を解約しようと思ったが、身内に緊急なことがあったときには困るの
でそれは止めた。身内を中心に必要な範囲内で使用することにしている。

ビジネスの世界では情報機器は大切な道具だ。情報の遅れが会社や社員に大変な損失をもたらすことがある。だが、職場
を退き隠居した高齢者にとっては、スピードを要するような情報はそれほど必要ない。それよりも、あふれる情報を遮断し、
ゆったりと、静かに流れていく時間を大切にすべきではないかと思っている。ビートたけしは「現代人は情報の奴隷」と
言っているが、この奴隷状態を自らが解放する努力をすべきではないかと思う。

過去の人間関係、つまり現役時代の人間関係をリセットする。携帯電話にも出ない、テレビも見ないというと、引きこもり
みたいだが、そうではない。月に2、3回は東京に出て友人と食事をしながら楽しんでいるし、都会の空気にも接している。

私がイヤなのは、利害、損得がからむ人間関係である。それを断ち切っただけでも清々した気持ちになる。

確定申告の季節

2010年02月08日 | 日記
「平成21年分の所得税の確定申告書」を提出するため、鎌倉税務署に行った。

申告書の受付は2月16日から3月15日までとなっているが、昨年、記載ミスにより、修正申告書の提出、納付金の変更
のほか、過少申告加算税及び延滞税を課せられ、ひどい目にあったので、今年は早めに提出することにした。

提出に際し税務署の係員に「昨年は記載ミスにより、加算税等を課せられた。そのようなことがないよう今年は事前
によく見ておいてください」と、お願いした。

その結果、寝たきりの母の控除の適用に誤りがあるとの指摘を受け訂正申告をした。この訂正申告が締め切り日の
3月15日までにできたので、今年の確定申告は無事終了することができた。

何事も早めにやるということが大切ですね。

「福は内、福は内」

2010年02月03日 | 日記
2月3日は節分。

そこで、節分とは何か、その意味を調べてみた。手元の資料によれば、節分とは、立春・立夏・立秋・立冬の前日の
ことで、特に立春が一年の初めと考えられることから春の節分が最も重視され、節分といえば、春の節分を指すこと
になった。

これは立春を新年と考えれば、節分は大晦日に相当するわけで、そのために前年の邪気をすべて祓ってしまうための
追儺(ついな)の行事が行われる。その代表が「豆まき」である、ということらしい。

子どもの頃、何もわからずに「鬼は外、福は内」と、喜んで豆をまいた。広々とした田舎の家だったので、子どもたち
は家中を走り回って豆まきをした。ところが自宅が狭く、隣家との間が1メートルしかないという都会の子どもにその
ようなことができるのだろうか。住宅が密集しているところでは、たやすく「鬼は外」と言って、まめをまき散らす
わけにはいかないようだ。

ある人がこのような話をしていた。都会では「鬼は外」と言って、鬼を外に追い出すと、追い出された鬼はすぐ隣の家
に逃げ込んでしまう。だから都会の豆まきは「福は内、福は内」を繰り返すだけで、「鬼は外」とは言わないと。

豆まきをするにも都会は窮屈なものだ。