映画「県庁の星」を観た。全国東宝系映画館で公開されたのが2月25日だから1ヵ月が経過している。その間、
どれくらいの観客数があったのかは知らないが、県庁のエリート公務員の挫折と再生の物語だけに地方でも結構観られて
いるのではないだろうか。
主人公の野村聡(織田裕二)はK県庁のキャリア公務員。「政治は人の上に人を作り、人の下に人を作る」を信条に
プライドも高く、業務にもそつがない上昇志向丸出しの男。恋人も地元大手建設会社の令嬢。人生は順風満帆。今後は
「特別養護老人施設建設」のビッグプロジェクトを足がかりに、更なるステップアップを狙っている。
野村は、そのプロジェクトを前に、県政の目玉である民間企業との人事交流研修のメンバーに選出され得意満面。ところが、
研修先は店員達のやる気がなく、客もまばらなしなびたスーパー「満天堂」。しかも、野村の教育係・二宮あき(柴咲コウ)
は自分より年下のパート店員だった。それでも出世のためと意気込む野村だが、書類第一で融通の利かない公務員と、
お客様第一で現場主義のパートがうまくいくわけもなく、二人は事あるごとに衝突する始末。
そして、あろうことか野村は「特別養護老人施設建設」プロジェクトからも外され、恋人にも別れを告げられ、失意の
どん底に。そんな時に野村の支えとなったのは意外にも二宮だった。そして、野村は二宮と危機に瀕したスーパーの改革に
乗り出し、その触れ合いの中でそれまでの人生で忘れていたものを取り戻していく。そして研修を終えて県庁に戻った野村は
県庁の改革にも乗り出していく。
組織図もマニュアルもない三流スーパー。そこにマニュアルを持ち込み、マニュアル通りに仕事を進めようとする
「県庁さん」。そのやり方に教育係の「パートさん」がいちいち反発する。役所と民間のカルチャーの違い、そのやりとり
がとても面白い。
原作は桂望実、監督は西谷弘。この作品で、是非、伝えておきたいのは、香川フィルムコミッションがロケ場所として
香川県庁を提供したこと。香川県は、社団法人香川県観光協会を事業主体として、県の知名度の向上、集客力の強化のため、
地元市町及び関係団体の協力を得ながら、映画、テレビ、CFなどのロケーション撮影の誘致、支援を行う
「香川フィルムコミッション事業」を行っている。この映画は香川県の協力で出来上がったのだ。
どれくらいの観客数があったのかは知らないが、県庁のエリート公務員の挫折と再生の物語だけに地方でも結構観られて
いるのではないだろうか。
主人公の野村聡(織田裕二)はK県庁のキャリア公務員。「政治は人の上に人を作り、人の下に人を作る」を信条に
プライドも高く、業務にもそつがない上昇志向丸出しの男。恋人も地元大手建設会社の令嬢。人生は順風満帆。今後は
「特別養護老人施設建設」のビッグプロジェクトを足がかりに、更なるステップアップを狙っている。
野村は、そのプロジェクトを前に、県政の目玉である民間企業との人事交流研修のメンバーに選出され得意満面。ところが、
研修先は店員達のやる気がなく、客もまばらなしなびたスーパー「満天堂」。しかも、野村の教育係・二宮あき(柴咲コウ)
は自分より年下のパート店員だった。それでも出世のためと意気込む野村だが、書類第一で融通の利かない公務員と、
お客様第一で現場主義のパートがうまくいくわけもなく、二人は事あるごとに衝突する始末。
そして、あろうことか野村は「特別養護老人施設建設」プロジェクトからも外され、恋人にも別れを告げられ、失意の
どん底に。そんな時に野村の支えとなったのは意外にも二宮だった。そして、野村は二宮と危機に瀕したスーパーの改革に
乗り出し、その触れ合いの中でそれまでの人生で忘れていたものを取り戻していく。そして研修を終えて県庁に戻った野村は
県庁の改革にも乗り出していく。
組織図もマニュアルもない三流スーパー。そこにマニュアルを持ち込み、マニュアル通りに仕事を進めようとする
「県庁さん」。そのやり方に教育係の「パートさん」がいちいち反発する。役所と民間のカルチャーの違い、そのやりとり
がとても面白い。
原作は桂望実、監督は西谷弘。この作品で、是非、伝えておきたいのは、香川フィルムコミッションがロケ場所として
香川県庁を提供したこと。香川県は、社団法人香川県観光協会を事業主体として、県の知名度の向上、集客力の強化のため、
地元市町及び関係団体の協力を得ながら、映画、テレビ、CFなどのロケーション撮影の誘致、支援を行う
「香川フィルムコミッション事業」を行っている。この映画は香川県の協力で出来上がったのだ。