22日の党首討論。メール問題を取り上げたのは終了間際の9分間だった。新証拠は示せず、形勢は不利、前原誠司代表
がとった窮余の策が間際の「逃げ」だった。野党党首にとって晴れの舞台であるはずの党首討論が、これでは逆に民主党の
イメージを下げるだけだ。声を張り上げる前原代表の姿が虚勢に映り、痛々しい。
どこから入手したのかも言えない不明朗なメールを衆議院予算委員会の場で暴露し、個人名を挙げて疑惑追及に出た
永田寿康議員の責任は重い。小泉総理は当初から「ガセネタ」と退けていたが、日がたつにつれニセものであることが
判明した。困った民主党が持ち出したのが国政調査権の発動だった。
ニセものを提出しておいて国政調査権の発動を言い出すなど、ちゃんちゃらおかしい。間違いをしでかしたのなら正直に
謝るべきだ。そして、その責任をきちっととるのが公党としての責務だろう。武部幹事長の家族は世間から白い目でみられ、
ひどい目にあっている。これにどう応えるのか。
23日午前、永田議員が議員辞職の意向を野田佳彦国対委員長を通じて鳩山由紀夫幹事長に伝えたという。当然のことだろ
う。永田議員だけではなく、前原代表、鳩山幹事長、野田国対委員長ら民主党幹部がどのような責任のとり方をするのか。
この一件、「政権交代が可能な政党」を自任する民主党にとって、あまりにも幼稚でお粗末な茶番劇だった。
がとった窮余の策が間際の「逃げ」だった。野党党首にとって晴れの舞台であるはずの党首討論が、これでは逆に民主党の
イメージを下げるだけだ。声を張り上げる前原代表の姿が虚勢に映り、痛々しい。
どこから入手したのかも言えない不明朗なメールを衆議院予算委員会の場で暴露し、個人名を挙げて疑惑追及に出た
永田寿康議員の責任は重い。小泉総理は当初から「ガセネタ」と退けていたが、日がたつにつれニセものであることが
判明した。困った民主党が持ち出したのが国政調査権の発動だった。
ニセものを提出しておいて国政調査権の発動を言い出すなど、ちゃんちゃらおかしい。間違いをしでかしたのなら正直に
謝るべきだ。そして、その責任をきちっととるのが公党としての責務だろう。武部幹事長の家族は世間から白い目でみられ、
ひどい目にあっている。これにどう応えるのか。
23日午前、永田議員が議員辞職の意向を野田佳彦国対委員長を通じて鳩山由紀夫幹事長に伝えたという。当然のことだろ
う。永田議員だけではなく、前原代表、鳩山幹事長、野田国対委員長ら民主党幹部がどのような責任のとり方をするのか。
この一件、「政権交代が可能な政党」を自任する民主党にとって、あまりにも幼稚でお粗末な茶番劇だった。