春風駘蕩

いつの時代でもこうありたい

うれしいプレゼント

2010年01月20日 | 日記
誕生日の祝いに元職場の同僚から「クロックマン」という時計をもらった。

時計なのに針もデジタル表示もない。一辺が8㎝の黒い正方形の箱で、正面に目と口、頭に丸いピンクのボタンが
ついているだけだ。

説明書によると、クロックマンは血液型によってA型、B型、O型、AB型の4つのタイプがあり、私の場合、血液型は
A型なのでクロックマンもA型ということらしい。

電池を入れると起動し、説明書にしたがってセットすると、1時間おきに「ピンポンパンポーン、午前〇〇時をお知ら
せします」と時間を知らせてくれる。また、頭のボタンを2回押すと「ただいま午前〇〇時〇〇分です」と、何時何分
まで知らせてくれる。

頭のボタンを1回押すと、口や目を動かし「気分は最高!」などと喋るし、何もしないのに勝手に鼻歌などを歌い出し
たりもする。

アイディアに富んだ、うれしいプレゼントだった。

シュバイツァーの言葉

2010年01月14日 | 日記
 
 人生において多くの美しいものを与えられた人は、
 それだけのものを他の人に与えてやらなければならない。
 
 また、苦悩を免れた人は、同じ苦悩をもっている人たちに
 救いの手をさしのべる義務があると感じなければならない。
 
 そしてまた、この世に満ちている苦悩の重荷は、
 これをみんなで力を合わせて担わなければならない。

これは、シュバイツァーの言葉だ。この美しい言葉は、久保勘一元長崎県知事が提唱した「愛の基金」運動によって
建てられた身障者施設のパンフレットに書かれている。好きな言葉のひとつだ。

私の正月の仕事は、この言葉を手帳の1ページに貼り付けることから始まる。そして、この言葉の意味をかみしめ、
人にやさしく、謙虚でなければならないと、自らに言い聞かせている。

ねんきん定期便

2010年01月12日 | 日記
日本年金機構から「ねんきん定期便」が届いた。封筒の表には、「社会保険庁が廃止され、平成22年1月、新たに
『日本年金機構』がスタートしました」とあり、「よくわからないことや疑問な点があれば、『ねんきん定期便専用
ダイヤル』にお電話ください」として専用の電話番号を記している。

同封書類の1枚目には、住所、氏名、基礎年金番号、生年月日のほか、「これまでの年金加入期間」「これまでの保険
料納付額」を記載しており、これを見ると、これまで自分がいくら保険料を納めたのか総額がひと目でわかる。

2枚目は、「年金加入履歴」で、勤め先の名称、資格取得年月日、資格喪失年月日、加入月数を記載しており、3枚目
以降に、年別、月別の標準報酬額と納付額を詳細に記載している。

なお平成15年4月からは、賞与についても毎月の保険料と同率の保険料を納めることになり、標準賞与額の記載が新た
に加わっている。

日本年金機構は、同封書類の各ページで「記載内容に『もれ』や『誤り』がないかご確認ください」と何度も呼びかけ
ており、年金事務に対する信頼の回復に努めている様子がうかがえる。「消えた年金」問題以来、社会保険庁に対する
国民の不信は頂点に達したが、この事例は、政治家や国民が本気で動くと不親切な役所仕事も変わるのだということを
実証したよい例といえる。

私の「断捨離」

2010年01月04日 | 日記
昨年12月、マガジンハウス社から『断捨離』という本が刊行された。著者は、やましたひでこ。クラター(がらくた)
・コンサルタントという肩書きを持つ女性だ。

「断捨離」という語感のよい言葉は、著者のやましたさんがヨガ道場で学んだ行法哲学から作り出した言葉で、不要、
不適、不快なものとの関係を「断ち」「捨て」「離れる」という意味だそうだ。

昨年末退職し、生活全体をリセットしようと考えていた私にとって、この「断捨離」に出会えたのは幸いだった。私は、
長い間の永田町での生活で重くなった胸を、この際、空っぽにしたかった。そのためには、まず人間関係のリセットが
必要だ。

例えば、毎年、数百枚も出してる年賀状を即刻止め、本当に大切な人との挨拶に絞る。身の回りの不要なもの、本や
衣類なども思いきって捨てる。こうして生活のスタイルをリセットし、シンプルな生活をスタートさせる。それを
私の「断捨離」にしようと決めた。

いつだったか忘れたが、日経夕刊のコラム欄に元検事総長の原田明夫氏が比較文化精神医学の野田正彰氏の言葉を紹介
していた。「老いて若さを感ずるのは、ビジネス社会での役割を捨てて、もう一度他者との出会い、他者の感じ方、生
き方に驚くことのできる能力である」と。確かにそうだ。そして、原田氏は、このコラムの最後を「気持ちの良い人々
との共感できる時間を出来るだけ多く持てるよう心がけたい」と結んでいた。

私もそうありたいと思う。

今日から自由人

2010年01月01日 | 日記
 
 昨年末、四十数年間にわたった勤務生活に終止符を打ちました。
 ・・・今後は、自由な立場から、政治、経済、社会を見つめ、自己研鑽に励むとともに、
 住み慣れた鎌倉の地で、妻と二人、静かに暮らして参りたいと思っています。

退職挨拶を兼ねた今年の私の年賀状です。

私は、昨年末、68歳で退職した。退職の日から14日後の今月1月14日、69歳になるので、
69歳で退職したと言ってもよいと思う。いずれにしても69歳でやっと自由の身になれた。

自由の身のよさは、まず、毎日、通勤電車に揺られて東京まで行かなくて済むこと。これだけでも晴れ晴れと
した気持ちになる。また、昼夜を問わず、自由な時間に好きなことができるのも自由の身のよさだ。

今日からは、このブログでも自由人としての楽しさ、日々の出来事、苦言・提言等を自由に述べさせていただく。