2月19日(日)午後10時からのNHKハイビジョン特集「妻を看取る日」を見た。これは、国立がんセンター
名誉総長・垣添忠生さんが最愛の妻・昭子をがんで失った悲しみと再生の壮絶なドキュメンタリードラマだ。
稲垣さんは、妻との1年半にわたる闘病生活、自宅での看病の後に静かに最期を見送ると、それまで想像もしなかった
深い絶望感に襲われた。酒に浸り、追い込まれていく日々。そこから長い道のりを経て、ようやく立ち直った。
日本のがん医療の最高峰に立ち続ける医師が、自ら体験した喪失と再生の記録を『妻を看取る日』(2009年末、新潮社)
として出版した。なぜ本を出したのか、稲垣さんはインタビューにこう答えていた。
「2007年の暮れ、がんを患い入院していた妻がどうしても家へ帰りたい、と言うので用意を整えて12月28日に迎えたんです。
その嬉しそうなこと…。しかし翌日には妻の容態が悪くなり、次の日には意識がなくなりそのまま亡くなりました。大晦日
でした。自分の病を理解し、受けとめていた妻は、死期を悟っていたのだと思います」
「本を書いたのは、妻を失った私が半年間どん底に陥り、自殺も考えて、そこからどうやって立ち直ったか、同じ苦悩を
抱えている人に読んでもらい、何らかのお役に立てればと思う気持ちがあったからです・・・」
名誉総長・垣添忠生さんが最愛の妻・昭子をがんで失った悲しみと再生の壮絶なドキュメンタリードラマだ。
稲垣さんは、妻との1年半にわたる闘病生活、自宅での看病の後に静かに最期を見送ると、それまで想像もしなかった
深い絶望感に襲われた。酒に浸り、追い込まれていく日々。そこから長い道のりを経て、ようやく立ち直った。
日本のがん医療の最高峰に立ち続ける医師が、自ら体験した喪失と再生の記録を『妻を看取る日』(2009年末、新潮社)
として出版した。なぜ本を出したのか、稲垣さんはインタビューにこう答えていた。
「2007年の暮れ、がんを患い入院していた妻がどうしても家へ帰りたい、と言うので用意を整えて12月28日に迎えたんです。
その嬉しそうなこと…。しかし翌日には妻の容態が悪くなり、次の日には意識がなくなりそのまま亡くなりました。大晦日
でした。自分の病を理解し、受けとめていた妻は、死期を悟っていたのだと思います」
「本を書いたのは、妻を失った私が半年間どん底に陥り、自殺も考えて、そこからどうやって立ち直ったか、同じ苦悩を
抱えている人に読んでもらい、何らかのお役に立てればと思う気持ちがあったからです・・・」