小泉元総理が、いち早くアメリカによるイラク攻撃を支持し、自衛隊を現地に派遣した。今は自民党の参議院議員になっている、ひげの佐藤隊長率いていた陸上自衛隊の活動は、サマワであり最初のうちは時々報道されていた。しかし、マスコミ直営の記者が現地に入れなくなった後は、フリージャーナリストの取材に頼るしかなかった。それだけ危険だということである。
一方、あまり知られていないのが航空自衛隊の活動だ。「イラク訴訟」の名古屋高裁判決では、この航空自衛隊の活動を「憲法違反」と断罪した。当時でもあまり情報が出されず隠されていたが、最近活動の一部が明らかとなった。それは、
2003年から2008年の間、4万6479人を運んだということ。その内3万235人(約65%)米軍を中心とした多国籍軍の兵士や武器の輸送だった。
特に後半の2007年と2008年の2年間に限れば、約83%が米軍兵士を運んでいることとなっている。
私たちが心配していた通り、敵対する兵士を運んでいたのである。いわゆるこれは攻撃対象となる行為である。自衛隊機で運んだ米兵がイラクのファルージャなどで市民虐殺に加担したかどうかまでは発表されていないが、可能性は高い。これは、戦闘行為を実施する実行兵を運ぶことは、すでに憲法で禁止されている「武力の行使」にあたるのは明白である。
自民党も民主党も、はたまた平和を掲げていた公明党までもが、自衛隊を恒久的にいつでも海外派兵できる法律を制定しようとしている。もっと、現実を見つめた論議が必要ではないだろうか?
戦争とは、軍事関係者同士の殺し合い・破戒し合いと思い込んでいる方もいるようだ。「北朝鮮の基地を先制攻撃しても、破戒するのは基地であり、死ぬのは軍人だ」という主張をする方々だ。19世紀の戦争は確かに、「軍隊同士」のぶつかりあいであり、「戦死者」の大半は軍人だった。しかし、20世紀後半の戦争になると「一般市民」を巻き込み、「戦死者」の大半は非軍人になっている。この事実を、どのように認識しているのだろうか?イラク戦争しかり、最近ではイスラエルによるガザ地区の攻撃も多くの市民が巻き込まれているのをテレビの映像で見ていないのだろうか?もっと事実を認識しましょう。
一方、あまり知られていないのが航空自衛隊の活動だ。「イラク訴訟」の名古屋高裁判決では、この航空自衛隊の活動を「憲法違反」と断罪した。当時でもあまり情報が出されず隠されていたが、最近活動の一部が明らかとなった。それは、
2003年から2008年の間、4万6479人を運んだということ。その内3万235人(約65%)米軍を中心とした多国籍軍の兵士や武器の輸送だった。
特に後半の2007年と2008年の2年間に限れば、約83%が米軍兵士を運んでいることとなっている。
私たちが心配していた通り、敵対する兵士を運んでいたのである。いわゆるこれは攻撃対象となる行為である。自衛隊機で運んだ米兵がイラクのファルージャなどで市民虐殺に加担したかどうかまでは発表されていないが、可能性は高い。これは、戦闘行為を実施する実行兵を運ぶことは、すでに憲法で禁止されている「武力の行使」にあたるのは明白である。
自民党も民主党も、はたまた平和を掲げていた公明党までもが、自衛隊を恒久的にいつでも海外派兵できる法律を制定しようとしている。もっと、現実を見つめた論議が必要ではないだろうか?
戦争とは、軍事関係者同士の殺し合い・破戒し合いと思い込んでいる方もいるようだ。「北朝鮮の基地を先制攻撃しても、破戒するのは基地であり、死ぬのは軍人だ」という主張をする方々だ。19世紀の戦争は確かに、「軍隊同士」のぶつかりあいであり、「戦死者」の大半は軍人だった。しかし、20世紀後半の戦争になると「一般市民」を巻き込み、「戦死者」の大半は非軍人になっている。この事実を、どのように認識しているのだろうか?イラク戦争しかり、最近ではイスラエルによるガザ地区の攻撃も多くの市民が巻き込まれているのをテレビの映像で見ていないのだろうか?もっと事実を認識しましょう。