精華よもやま話   佐々木まさひこ議員のつぶやき

京都・精華町会議員佐々木まさひこのローカル日記

エコポイント

2009年07月11日 23時22分31秒 | 各地・分野の動向
 麻生政権の経済対策として、5月からエコポイント制度がスタートし、今月から交換が始まっている。
 エコポイントの「エコ」とは、「経済」ではなく「環境」の意味のはずだが、どうも気になることがある。テレビコマーシャルでも自動車メーカーがエコ車の減税や補助金制度を大々的に宣伝して、いまやコマーシャルの台詞を覚えるほどになっている。
 大型テレビにしても、車にしても省エネルギーの商品ほど高いポイントがつくわけではない。テレビでは、画面のサイズが大きいほど高いポイントとなっている。しかし、サイズが大きいほど一般的にはエネルギーを消費するはずだ。もちろん、従来方式から最新型にすることで、同じ大きさならエネルギー消費量が下がることもあるとは思うが、従来20インチほどのテレビだった家庭が、46インチとか50インチにしたら果たして消費エネルギーはどうなるのだろうか?
 車も、軽自動車の方が燃費もいいはずだが、エコ対象車は従来との比較なのか?リッター10Kを切るような車でも減税・補助金の対象になっているように思われる。
 一体、日本政府は、京都議定書を守り、世界に率先してCO2排出量を削減する気があるのだろうか?今の政策は、環境施策というより、「お得」と思わせて消費者に家電製品や車を買わせるものにしか見えない。
 しかも、最悪なのは、これらの商品は耐久財であり、一般家庭にすれば今後何年も、場合によっては10年以上使うことになるだろう。もし、このエコポイント制度が、私の心配するエネルギー消費増につながれば、ますます日本はCO2排出量の削減が国難となる愚かな国と批評されるだろう。
 やはり、早くまともな政府に作り変えるべきだ。
コメント
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