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隣町にお住いの能面作家・山本童悦氏の長年にわたる創作活動のほぼ全作品、「虫干し」を兼ねてご披露していただける、、、と。
これは行かねばなるまい。
ただ、ほんまにびっくりしたのは能面の種類もさることながら、作られた「面」の数々。
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それぞれの「面」について、苦労された制作過程や「能・狂言」のどの演目に、どの「面」が使われているという詳しい説明を受けながら、拝見させていただきました。
が、悲しいかなすべてを理解するにはもっと時間がほしい、、、
そこで、とくに興味のあるところ、上野天神祭供奉「鬼行列」に使われる「小面(こおもて)」の類を年齢別に?に撮らせていただきました。
いやいや「面」の表情もさることながら、髪の毛一本ずつの描き方によって“女の生き様”がわかるんですねぇ。
女の変化は 怖いですぞ~~
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若いですね、まさに「乙女」です。(昔は、みんな乙女だったのよ(笑))
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ちょっと年増になってきました、少しずつ我が人生を苦しめてきたのは誰なの~~?
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その恨みつらみが~~
やがて、なかには「般若」に変化するものもいます。
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2011年10月1日開催の「上野城薪能(高虎サミットによる)」に使われる能面です。(演目・安達原)
さて、穏やかに歳をとって「高砂」のごとく
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「翁」と
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真ん中に「姥」、この老夫婦、理想の姿ですね。
ここに並びし作品は“受賞作”群の数々。
そして、この世で一番の「笑み」
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見ているだけで、私たちを幸せな気分にさせる至上の微笑です、ね。
人生、微笑が一番!!
「能面」について何一つ詳しいことは書けませんので、参考までに【能面辞典】
能・狂言の演目は【演目辞典】をどうぞ。
これはもう芸術の世界ですね、素晴らしい作品を見せていただきありがとうございました。
次回は、子供向け作品の数々、、、