せむどんボート事始め

ボート部創部に係わって早や16年目。
おじさんです
加古川や魚崎水域でのボート活動、他の趣味も
含めて書きます

接触事故(2) 原因と対策

2010年12月15日 | ボート
せむどんです。
今回の事故について原因と対策をまとめました。
うちのクラブ内でまとめたものですから、違った観点があるのかもしれません。
今後、加古川漕艇センター、各ボート協会と連携し、再発防止策を取って行きたいと思います。


(1)原因
 ①人的原因
  1.COX : 周囲の安全確認ができていなかった。
  2.COX : 自艇、スカル艇への停止号令が出せなかった。
  3.漕手 : カメラに気を取られ、周囲の確認ができていなかった
  4.漕手も接近する艇に気付いた時点で、大声をあげて相手に警告することをしなかった
   →周囲の安全確認はクルー全員でやるという意識がなかった。
   (本当は我々が進行妨害しているのですが、直前にできる事故防止という観点で上げています。)
  5.通常とは異なる乗艇にもかかわらず、安全確認方法に関する、ミーティングなど怠った。
  (班長・経験者)
  6.船台付近は、艇の密度が高く、そこで横断したことにより迅速に横断できなかった。

 ②環境的原因
  1.当日は高校生のスカルが8艇程度、ナックルが5艇程度水面に浮かんでおり
   水面は艇が多い状態であった。

 ③管理的原因
  1.通常の乗艇と異なり、新聞記者がCOX席に乗り撮影した。
  2.COX回数が極めて浅いCOXに特殊な環境化での乗艇を任した。
  3.事前に安全教育、COX教育がなされていなかった。

(2)対策(再発防止対策、類似災害防止対策)
 ①教育的対策
  1.この衝突に対する安全教育と再発防止の注意喚起を実施する。【企画:12/15】
  2.COXの安全確認方法、号令などCOX講習を実施する(COXとなるもの)【安全担当:3/E】
  3.乗艇前のCOXによるミーティングにて安全ポイントを説明するものとする【全員:12/15~】

 ②管理的対策
  1.標準化していた安全講習および誓約書が一部なされていなかったので実施する【安全:3/E】
  2.当クラブ安全規定内に、COX講習を受ける義務、乗艇前のミーティングを記載する【企画:12/15】
  3.COX講習についても記録を残すものとする(予定表など)【安全:3/E】。
  4.そのほか、加古川漕艇センター、各ボート協会と連携し、再発防止策を取っていく

 ③技術的対策
  1.船台付近よりさらに上流で旋回するものとする(COX講習資料に記載する)

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