播磨坂を下って千川通りを渡って植物園に近づくと見えてくるメタセコイアの林

メタセコイアがいい感じに黄葉している
手前の常緑樹は、何かしら
黄葉したクズをかぶっている

園内にはいると ススキ↑ バショウ↑ イチョウが三層にいい感じ

園内にはいると ススキ↑ バショウ↑ イチョウが三層にいい感じ
前回はオオクゲンジ(フクロモクゲンジ)につられて坂を上ったけれど、
今日はメタセコイアに向かって左へに進む

バショウには花が付いていました

探してみるとバナナの様な実が付いていました
バショウ、沖縄の芭蕉布、若冲の月夜芭蕉図、松尾芭蕉・・・なんて連想しながら見上げる
バショウ
バショウ科 バショウ属
Musa basjoo Siebold ex Iinuma
ムサ

大ぶりの見慣れない椿? カメリア? 日本風でも洋風でもない
名札を探すとグランサムツバキと知る
「あっグランサム」といって近づいてくる2人の女性
その道では有名なのかな? 特にお詳しい方なのかな?

花弁は水平に開平して雄しべのボリュームが圧倒的

花弁が散らず、花首から落ちるので、椿らしい
グランサムツバキ
Camellia granthaminana Sealy
カメリア
ツバキ科 ツバキ属 中国
中国名は大苞白山茶 (大苞山茶)
・・・
お茶もツバキ科だし、山茶花はツバキ科のサザンカ
ヤブツバキの中国名を調べたら日本山茶 (山茶)なので、
中国ではツバキのことを「山茶」というみたいだ
ちなみに、サザンカの中国名は「茶梅 (茶梅花)」
チャノキの中国名は「茶」
ウメは「梅」でした
YListにはものにより中国名が記してある
・・・

先ほど塀越しに見たメタセコイアの足元に行くと見上げるような大木
株もとの斜面にはヒガンバナの葉が群生している
メタセコイア(アケボノスギ)
ヒノキ科 アケボノスギ属
Metasequoia glyptostroboides Hu et W.C.Cheng
メタセコイア グリプトストロボイデス
もう閉園時間
塀沿いの常緑樹の樹種を確かめながら戻る
写真は撮ってこなかったが
栽培種のチリメンガシ Quercus phillyreoides A.Gray f. crispa (Matsum.) Kitam. et T.Horik. ブナ科
f.の字がある・・・ウバメガシの品種

名札によるとカンツバキの梅ヶ香という園芸品種
Camellia x vernalis (Makino) Makino cv. Umegaka
学名を検索するとハルサザンカの園芸品種のようです
なお、学名検索で
カンツバキの学名はCamellia sasanqua Thunb. 'Shishigashira'
サザンカの学名はCamellia sasanqua Thunb.←カンツバキはサザンカの園芸品種?!

こちらの名札はカンツバキ Camellia x vernalis Makino cv. Kantsubaki
学名から和名を検索するとハルサザンカの品種名カンツバキになるのだけれど・・・

どちらも、花びらが散っているので、なるほど、ツバキではなくサザンカってことかと了解する
いつも検索して頼りにしているみんなの趣味の園芸によると
①サザンカおよびその園芸品種群
②現在サザンカの園芸品種とされているカンツバキ(サザンカ‘獅子頭’=C. sasanqua ‘Shishigashira’)を中心に作出された品種群
③ツバキとサザンカの交雑種のハルサザンカ(C. × vernalis)から作出された品種群
これら3つの園芸品種群として扱われています
ということです
「小石川植物園の名札の和名とその学名」と「名札の和名から検索したYListの学名」が違う場合、
どう理解したらよいのか
ツバキ、サザンカ、難しい、混乱する、よくわからん、おもしろい
参考: みんなの趣味の園芸「サザンカ」
BG Plants 和名-学名インデックス」(YList),http://ylist.info
正門には職員の方?が立っておられて、カリンの実をいただきました


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