ふたりの生活。

東京の下町で暮らすふたりの生活

目線

2008-10-01 | 
人それぞれ物事をみる目線が違う。

「ちぃ」は写真が趣味で、月に何度か携帯片手にデジカメを首からぶら下げ、東京のあちこちを徘徊…いや、彷徨する。
彷徨した日は私が帰宅すると携帯やデジカメでその日の獲物を嬉しげに見せてくれる。

蝉の死骸

石垣の間に挟まれたゴミ

複雑に交差する電線

強烈なコントラストの夕暮れの空

アスファルトから突き出ているボルト

実に様々で芸術的にさえ思える。
世に言うカメラマンの画ではなく、撮り手の気持ちや目線がよく伝わってくる。
通常の目線からみると、上と下。ぼおーっとしてると普段気付かないものや事。
当たり前で気付かない日常の隅っこの風景。
そんな「ちぃ」の写真が私は大好きだ。

…ただ、道端にしゃがみ込み夢中になり過ぎて車に当てられたり、不審者として通報されたりしないか、ひそかに心配している。