自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

参加する?絵本 『まる まる まる の ほん』

2013-07-23 07:29:51 | 絵本
朝から、最高に盛り上がってしまった。


何気なく手に取った絵本。


そこには『まる まる まる の ほん』と書いた表紙。


あー、なんだか、レオ=レオニのあおくんときいろちゃんみたいな本みたいだな。


翻訳もたにかわ しゅんたろう って書いてあるし。


そう思って、表紙をめくる。


すると、扉に

これは、よむほんではありません。

まるで いきているような

まるを つかって あそぶ

まるっきり あたらしい

あそびの ほんです。


と書いてあります。


ふむふむ、どんなほんなんだろう。


すると、ページの真ん中に、ぽつんと 黄色い○。


「きいろいまるを おして つぎへ いこう」


ボクは、迷わず押しました。


ページをめくると、黄色い○が二つになっている。


「そうそう! じゃ もういちど きいろいまるを おしてみると」


なんだか、誘導されたみたいになって押してみると、次のページには、黄色い○が3つ。


さらに


「いいね! こんどは ひだりの きいろいまるを ゆびで そうっと こする・・・」


思わずボクは こすってしまう。


すると・・・・そのまるが今度は赤いまるになっている。


「うまい! じゃあ みぎの きいろいまるを こすってみると」


こんなちょうしで、すっかりこの本にはまり、本をゆすってみたり、傾けたり、立ててみたり。


その度に、まるたちは色が変わったり、数が増えたり、はしっこに寄ったり、また集まったりする。


思いっきり吹き飛ばしてみたり、クリックしたり、最後は、手をたたく。


もっと強く


もっともっと


そんな調子で朝っぱらから、パチパチパチパチ・・・・。


自分でも、かなりはまって楽しんでしまっている。


「ばんざい! また はじめから やってみる?」


さすがに、やめておきました、が、気分のスッキリしない時や落ちこんでいるときには、けっこうイケるかもしれません。


このほんを手に取った子どはもちろん、きっと大の大人も、結構必死にやってしまうはず。


日本中の親たちが、子どもをそっちのけでやってしまいそうな感じがする。


そしてそれを思い描くだけで、かなり笑えてしまう。


こんなふうに、ゲンキに誘導されていくのは、本当に楽しい。


世間の暗いニュースや、いやな人間関係は、知らないうちに気分の悪さに誘導されてします。


何とかぶれない自分を作ろうと、毎日訓練はしているけど、たまには、こんな風に安全で安心な誘導に身を任せているのもいい。


これ、オモシロイ!


おすすめ絵本でした。



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