日本では、心理学に関する国家資格が準備されていない。
国際的にみても、先進国?と呼ばれている国々の中で、こんな残念な(お粗末な?)状況は日本ぐらいしかない。
ボクの大学では、かつて心理学は文学部の中にあった。
『精神病院を捨てたイタリア 捨てない日本』の著者大熊 一夫さんが、
「国内全ての精神病院を捨てたこと.これは,世界の99%の人には想像も及ばないことで,この僕も,そこまではできないだろう,と高をくくっていました。ところがイタリアは,20世紀の終わりまでに精神病院を全廃してしまった.『精神病院のない国』が地球上に初めて出現したのです。」
と、著書について書いています。
千桂子先生が、かつて精神病院でアートセラピーを実践していたころ、いわゆる隔離病棟の悲惨な状況を目の当たりにして、かなりのショックを受けたと話していたこともあります。
そんな日本の状況下で、ボクたちクエストは、地道に独自の道を歩き続けてきました。
卒業生の果敢なチャレンジのおかげで、子どもの教室、高齢者施設でのアートセラピー、カフェスタイルのアートワークカフェ、またボランティア活動として中越地震後、世田谷一家殺害事件後、東日本大震災後の現地サポートとしての活動など、日本にはなかったことを創りだしてきたのです。
しかしながら、医療の中でのアートセラピーの提供はままならず、そういった現場での体験を希望している受講生や卒業生に、なかなかそのニーズを満たすことができずにきました。
そしてようやく、光が見えてきた。
昨日、オフィシャルに公表しましたが(クエストのニュースメール配信)、カナダの教育基準に基づいたアートセラピーのディプロマの取得が可能となったのです。
カナダには、カナダ国内のアートセラピースクールや大学をまとめた「The Canadian Art Therapy Assosiate(通称CATA)」があります。
これは、アメリカでは「AATA」、英国では「BAAT」があるように、CATAはカナダのアートセラピー協会です。
この協会の副理事長であるルシールさんが運営するCiiAT(アートセラピーの普及と教育)の、ディプロマを取得することができるのです。
クエストの提供してきた、「アートセラピー講座」と「自己分析心理学講座」が、CiiATの認定講座となり、さらに2年間の学びをしていきます。
大学レベルの学びなので、都合3年かかりますが、早ければ2016年には日本で学んだプロフェッショナル・アートセラピストが誕生するわけです。
今後は、アートセラピストという呼称も、整備されていく事でしょう。
来春からの開講ですが、すでにそれを見越して、この秋から受講を開始される方も何人かいるようです。
カナダから先生を呼び、少人数制を取るために、募集人員は 12名 のみ。
問い合わせもスタートしましたので、興味関心のある方は早めにアクセスしてください。
講座カリキュラム名は「JIPATT」です。
ゆくゆくは、日本のアートセラピー協会「JATA」の設立も視野に入れています。
日本でのアートセラピー事情がよりよくなり、アートセラピストたちの地位向上に貢献できると、われながら期待に胸が膨らみます。
国際的にみても、先進国?と呼ばれている国々の中で、こんな残念な(お粗末な?)状況は日本ぐらいしかない。
ボクの大学では、かつて心理学は文学部の中にあった。
『精神病院を捨てたイタリア 捨てない日本』の著者大熊 一夫さんが、
「国内全ての精神病院を捨てたこと.これは,世界の99%の人には想像も及ばないことで,この僕も,そこまではできないだろう,と高をくくっていました。ところがイタリアは,20世紀の終わりまでに精神病院を全廃してしまった.『精神病院のない国』が地球上に初めて出現したのです。」
と、著書について書いています。
千桂子先生が、かつて精神病院でアートセラピーを実践していたころ、いわゆる隔離病棟の悲惨な状況を目の当たりにして、かなりのショックを受けたと話していたこともあります。
そんな日本の状況下で、ボクたちクエストは、地道に独自の道を歩き続けてきました。
卒業生の果敢なチャレンジのおかげで、子どもの教室、高齢者施設でのアートセラピー、カフェスタイルのアートワークカフェ、またボランティア活動として中越地震後、世田谷一家殺害事件後、東日本大震災後の現地サポートとしての活動など、日本にはなかったことを創りだしてきたのです。
しかしながら、医療の中でのアートセラピーの提供はままならず、そういった現場での体験を希望している受講生や卒業生に、なかなかそのニーズを満たすことができずにきました。
そしてようやく、光が見えてきた。
昨日、オフィシャルに公表しましたが(クエストのニュースメール配信)、カナダの教育基準に基づいたアートセラピーのディプロマの取得が可能となったのです。
カナダには、カナダ国内のアートセラピースクールや大学をまとめた「The Canadian Art Therapy Assosiate(通称CATA)」があります。
これは、アメリカでは「AATA」、英国では「BAAT」があるように、CATAはカナダのアートセラピー協会です。
この協会の副理事長であるルシールさんが運営するCiiAT(アートセラピーの普及と教育)の、ディプロマを取得することができるのです。
クエストの提供してきた、「アートセラピー講座」と「自己分析心理学講座」が、CiiATの認定講座となり、さらに2年間の学びをしていきます。
大学レベルの学びなので、都合3年かかりますが、早ければ2016年には日本で学んだプロフェッショナル・アートセラピストが誕生するわけです。
今後は、アートセラピストという呼称も、整備されていく事でしょう。
来春からの開講ですが、すでにそれを見越して、この秋から受講を開始される方も何人かいるようです。
カナダから先生を呼び、少人数制を取るために、募集人員は 12名 のみ。
問い合わせもスタートしましたので、興味関心のある方は早めにアクセスしてください。
講座カリキュラム名は「JIPATT」です。
ゆくゆくは、日本のアートセラピー協会「JATA」の設立も視野に入れています。
日本でのアートセラピー事情がよりよくなり、アートセラピストたちの地位向上に貢献できると、われながら期待に胸が膨らみます。
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