メリークリスマス!
クリスマスイヴ、そして今日のクリスマス。
恋人たちにとっての大切なひと時なのでしょうが、それぞれのイベントのほとんどが、クリスマスとは全く関連がないところが、オモシロイですね。
ボクは、プロテスタントの学校に通っていたので、クリスマスにはミサがありました。
小学校の頃、ボクは、クワイヤー(以前にも書いたことがあるかもしれませんが)でした。
クワイヤーっていうのは、聖歌隊のこと。
ベレー帽をかぶって、白い上っ張りを着て、長いキャンドルを持って、教会の中をゆっくり歩きながら歌ったりしていました。
今考えても、どういうきっかけで聖歌隊に入ったのかさっぱりわかりません。
ある年のクリスマス、クワイヤーの中から3人だけ選ばれて、2階席から「3人の博士」に関する歌を歌ったことがありました。
声がひっくり返って、恥ずかしい想いをしたような気がします。
クリスマスの歌と言ったら、普通「ジングルベル」か「きよしこの夜」ですよね。
今日は、この「きよしこの夜」のお話。
『きよしこ』重松清
きよしこのよる・・・・・主人公の少年の名前は「きよし」
この少年は、なぜか、この歌を「きよしこ、の夜」と解釈していた・・・。
何とも面白い話の始まりなのですが、実はこの少年は吃音・・・・・つまりどもりなんです。
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カ行とタ行がうまく言えない少年です。
名前を呼ぼうとしても、何かを発言しようとしても、この「カ」と「サ」が最初に来てしまう言葉だと、うまく言えないために黙ってしまう。
吃音者の苦しさをほんの少しだけ知ることができました。
でも、この物語は、そんな少年の悲しい話でも、けなげなお話でもないのです。
たんたんと、きよし少年の小学生時代、中学高校時代が綴られています。
父親の転勤で、小学校を5回も転校し、そのこともあって、なかなか友達ができません。
吃音を矯正する夏休みのスクールで、ようやく友達ができても、みんなが吃音のために、うまくお互いを表現し会えません。
それでも、彼によって語られない心の声が、物語にちりばめられていて、ボクの心を刺激します。
どうやら、著者自身のお話でもあるようなのですが、読み終わった後に、気持ちよさが残る、好きな作品でした。
もう少し、この著者の作品を読んでみようと思います。
きよしこ、の夜
この歌の詩がとても新鮮に見えてきます。
クリスマスイヴ、そして今日のクリスマス。
恋人たちにとっての大切なひと時なのでしょうが、それぞれのイベントのほとんどが、クリスマスとは全く関連がないところが、オモシロイですね。
ボクは、プロテスタントの学校に通っていたので、クリスマスにはミサがありました。
小学校の頃、ボクは、クワイヤー(以前にも書いたことがあるかもしれませんが)でした。
クワイヤーっていうのは、聖歌隊のこと。
ベレー帽をかぶって、白い上っ張りを着て、長いキャンドルを持って、教会の中をゆっくり歩きながら歌ったりしていました。
今考えても、どういうきっかけで聖歌隊に入ったのかさっぱりわかりません。
ある年のクリスマス、クワイヤーの中から3人だけ選ばれて、2階席から「3人の博士」に関する歌を歌ったことがありました。
声がひっくり返って、恥ずかしい想いをしたような気がします。
クリスマスの歌と言ったら、普通「ジングルベル」か「きよしこの夜」ですよね。
今日は、この「きよしこの夜」のお話。
『きよしこ』重松清
きよしこのよる・・・・・主人公の少年の名前は「きよし」
この少年は、なぜか、この歌を「きよしこ、の夜」と解釈していた・・・。
何とも面白い話の始まりなのですが、実はこの少年は吃音・・・・・つまりどもりなんです。
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カ行とタ行がうまく言えない少年です。
名前を呼ぼうとしても、何かを発言しようとしても、この「カ」と「サ」が最初に来てしまう言葉だと、うまく言えないために黙ってしまう。
吃音者の苦しさをほんの少しだけ知ることができました。
でも、この物語は、そんな少年の悲しい話でも、けなげなお話でもないのです。
たんたんと、きよし少年の小学生時代、中学高校時代が綴られています。
父親の転勤で、小学校を5回も転校し、そのこともあって、なかなか友達ができません。
吃音を矯正する夏休みのスクールで、ようやく友達ができても、みんなが吃音のために、うまくお互いを表現し会えません。
それでも、彼によって語られない心の声が、物語にちりばめられていて、ボクの心を刺激します。
どうやら、著者自身のお話でもあるようなのですが、読み終わった後に、気持ちよさが残る、好きな作品でした。
もう少し、この著者の作品を読んでみようと思います。
きよしこ、の夜
この歌の詩がとても新鮮に見えてきます。
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