先日の、テレビでのインタビューを見て、さっそく手に入れた本。
かこさんのエッセイであり、同時にかこさんの半生を描いたお話。
戦争中、また戦後間もないころの、かこさんの大人社会への疑問や、子どもたちとのかかわりがとてもよく書かれている。
かこさんは川崎にある(あった?)セツルメントで、多くの子どもたちと関わり続けていた。
このセツルメントと言う言葉を、ボクは初めて知った。
イギリスで始まった、貧民街での医療、教育、法律相談などをしていくボランティア活動らしい。
そこの子どもたちに、せっせと紙芝居を作り、面白くなければ黙っていなくなる子どもたちや、興味があれば目を輝かせて聞いてくれる子どもたちが先生だった、と言っている。
「生きるということは、本来、喜びでなければいけないと僕は考えます。しかし、社会的生物である人間は、生きていくことに伴う苦しみを避けて通ることは出来ません。
その時に、ただ逃げていてはダメで、やっぱりそれをまっとうに受け止め乗り越えなければならない。
そのためには、『誰かに言われたからそうする』のではなく、自分で考え、自分で判断できる、そういう賢さというものを持っていてほしいのです。」
かこさんの子どもたちへの愛情の深さは、ただ優しいのではなく、事実をきちんと伝えてそれをどう受け止めるのかの判断を子どもたち自身にゆだねているところに現れている。
かこさんのエッセイであり、同時にかこさんの半生を描いたお話。
戦争中、また戦後間もないころの、かこさんの大人社会への疑問や、子どもたちとのかかわりがとてもよく書かれている。
かこさんは川崎にある(あった?)セツルメントで、多くの子どもたちと関わり続けていた。
このセツルメントと言う言葉を、ボクは初めて知った。
イギリスで始まった、貧民街での医療、教育、法律相談などをしていくボランティア活動らしい。
そこの子どもたちに、せっせと紙芝居を作り、面白くなければ黙っていなくなる子どもたちや、興味があれば目を輝かせて聞いてくれる子どもたちが先生だった、と言っている。
「生きるということは、本来、喜びでなければいけないと僕は考えます。しかし、社会的生物である人間は、生きていくことに伴う苦しみを避けて通ることは出来ません。
その時に、ただ逃げていてはダメで、やっぱりそれをまっとうに受け止め乗り越えなければならない。
そのためには、『誰かに言われたからそうする』のではなく、自分で考え、自分で判断できる、そういう賢さというものを持っていてほしいのです。」
かこさんの子どもたちへの愛情の深さは、ただ優しいのではなく、事実をきちんと伝えてそれをどう受け止めるのかの判断を子どもたち自身にゆだねているところに現れている。
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