自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

「歳をとるということは、創造して生きてゆくこと」 篠田桃紅

2015-06-18 20:24:01 | おもしろかった本
歳を重ね、今年で62歳になるボクは、どんどん自由になっている実感がしている。


もう、60過ぎたんだから、言いたいこと言って、やりたいことやってもいいでしょう、なんて、勝手な持論を持ちながら。


実際、10年前の自分よりも、ずっとずっと楽になっているっていう実感がある。


でも、ボクは今朝、衝撃を受けてしまった。


あるテレビ番組で、紹介されていた103歳の篠田桃紅さん。


長さ60㎝の硯で、墨を磨っている。


それも着物姿でたったまま。


現役の美術家です


まったく知らない存在だったけれど、ボクはすぐに篠田さんの本を取り寄せた。


そうしたら夕方に届いて、たった今読み終えてしまった。


何を、どう紹介したらいいのかわからない程に、人生の智慧にあふれている。


それは、ボクが60を過ぎたから見えてきているのかもしれないし、篠田さんが言うように、10年もたてば、また、まったく違う景色が見えるのかもしれないけれど。


「 無我夢中になって気づくと夜明けになっていることがある 」 と言っていた。


そうか、人生の価値って、どれだけ夢中になれる時間を過ごせるか、ってことも言えるなぁ、なんてひとり思うのでありました。


たしかに、何かのために、誰かのためにとがんばっている人は、しまいに体を病んでしまうし命を短くしてしまうってこともあるような気がする。


自分のしたいことに夢中になれるって、本当に素晴らしい。


そのことのために 「 しなければならないこと 」 があっても、それは苦にはならない。


いや、したいことのためなら、どんな苦労もいとわなくなる。


工夫に工夫を重ね、何とか道を生み出す。


光を探して、そこに向かう。


篠田さんについて何も書けなかったけれど、ぜひこの本をたくさんの人に読んでもらいたい。


最後に、篠田さんのこんな言葉を


「 自由と言う熟語は、自らに由る(よる)と書きますが、私は自らに由って生きていると実感しています。


自らに由っていますから、孤独で寂しいという思いはありません。


むしろ、気楽で平和です。 」













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