トンネルを越えて出会う自分

無意識の領域は、森や海、さらには地下の世界といった具合に象徴的に表現されることが多い。


森の中で迷子になったり、階段をひたすら降りていったり、ボクたちが夢で無意識の領域に入っていく入口はいろいろある。


自己分析のクラスも、きっとその一つ。


初回の講座は、どっぷりとというよりは、ホンの少しだけ無意識の領域を探求する。


その「ホンの少し」だけでも、忘れていたり心の奥にしまってあるものがきらりと光りだす。


この、無意識の領域を探求して帰ってくるプロセスは、神話やファンタジーがそれを紹介してくれている。


現実世界から、ひょんなきっかけで非現実の世界に入り込んでしまう物語は、ワクワクするものだ。


往復の新幹線で、１１月３日の未来創造塾ゼミの準備を進めた。


今回のテーマは、ブログにも書いたけれど『千と千尋の神隠し』





映画を見た人もいるだろうけれども、このお話も、ふと紛れ込んだ異世界のお話。


この物語も、道に迷い森の中を走り、ついにはトンネルをくぐり抜けて、不思議の町にたどり着く。


そして、無意識の世界を旅することで、千尋の心が成長する。


戻ってきた現実の世界は、何一つ変わってはいないのだけれども、成長した自分がそこにいるわけだ。


自己分析のクラスも、半年間の自己探求の後に、きっと成長した自分に出会うはず。


まずは初回の旅のガイドをしてきた研修生達と、乾杯。


来年の３月が、今から楽しみだ。