自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

真夜中のサプライズ

2014-10-08 06:36:48 | ひとり言
歳をとってくると、夜中に目覚めることがちょくちょくある。


トイレが近くなっていたり、ただ単に眠りが浅くて目覚めたり、時にはうっかり早く寝てしまって早く目覚めたり。


昨晩もそんな感じで夜中の3時ころに目が覚めた。


と、その途端に目に入ってきたのが、満月。


正確には今夜が満月だけれども、小さな窓から見る光にビックリ。


ボクの部屋の窓は、本当に小さな窓しかないのだけれども、その小さな窓にうつる柔らかい月の灯りに見とれてしまった。


アンデルセンの『絵のない絵本』という作品がある。


絵が描けなくなった若くそして孤独な画家に、ある晩月が語りかける。


「僕の話を絵にしてみたら?」と。


それから毎晩、月が見た世の中の出来事を若者に語り続ける。


時には悲しい物語もあるし、また時には子どもの無邪気さに心あたたまるお話もある。


何っていう結末があるわけじゃないけれども、三十三夜の物語は、心が静かになっていく。


昨晩目覚めたボクに、月は何を語りかてくれていたのだろうか。






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