歳をとってくると、夜中に目覚めることがちょくちょくある。
トイレが近くなっていたり、ただ単に眠りが浅くて目覚めたり、時にはうっかり早く寝てしまって早く目覚めたり。
昨晩もそんな感じで夜中の3時ころに目が覚めた。
と、その途端に目に入ってきたのが、満月。
正確には今夜が満月だけれども、小さな窓から見る光にビックリ。
ボクの部屋の窓は、本当に小さな窓しかないのだけれども、その小さな窓にうつる柔らかい月の灯りに見とれてしまった。
アンデルセンの『絵のない絵本』という作品がある。
絵が描けなくなった若くそして孤独な画家に、ある晩月が語りかける。
「僕の話を絵にしてみたら?」と。
それから毎晩、月が見た世の中の出来事を若者に語り続ける。
時には悲しい物語もあるし、また時には子どもの無邪気さに心あたたまるお話もある。
何っていう結末があるわけじゃないけれども、三十三夜の物語は、心が静かになっていく。
昨晩目覚めたボクに、月は何を語りかてくれていたのだろうか。
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トイレが近くなっていたり、ただ単に眠りが浅くて目覚めたり、時にはうっかり早く寝てしまって早く目覚めたり。
昨晩もそんな感じで夜中の3時ころに目が覚めた。
と、その途端に目に入ってきたのが、満月。
正確には今夜が満月だけれども、小さな窓から見る光にビックリ。
ボクの部屋の窓は、本当に小さな窓しかないのだけれども、その小さな窓にうつる柔らかい月の灯りに見とれてしまった。
アンデルセンの『絵のない絵本』という作品がある。
絵が描けなくなった若くそして孤独な画家に、ある晩月が語りかける。
「僕の話を絵にしてみたら?」と。
それから毎晩、月が見た世の中の出来事を若者に語り続ける。
時には悲しい物語もあるし、また時には子どもの無邪気さに心あたたまるお話もある。
何っていう結末があるわけじゃないけれども、三十三夜の物語は、心が静かになっていく。
昨晩目覚めたボクに、月は何を語りかてくれていたのだろうか。
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