ふるーい病院

ふるーい病院・・・と聞いて、どんなイメージがします？

火曜日に、最近通い始めた経堂にある、膠原病センターに行ってきました。

母親のリウマチの主治医のいた病院が倒産してしまったために、紹介されたお医者さんです。


そこは、まだ新しいクリニックなのですが、小さなところで、レントゲンの設備がありません。

リウマチの投薬の中には、肺に影響するものがあるようで、定期的に胸のレントゲンは撮らなければなりません。


今回その病院で、「向かいの病院でレントゲンを撮ってきてくださいね」と言われて連れて行かれたところが、ふるーい病院。


外の鉄階段は、錆びだらけ。

でも、窓を見ると、モルタルで塗られている壁に装飾が施され、なんだか大正ロマンぽい雰囲気がしないでもない。


そして玄関を入ると・・・・。



むかーしむかし、小さいころに聖母病院と言う目白にある病院に行ったことがあります。

この建物も古びていて、でも清潔感たっぷりの天井の高い気持の休まる病院でした。

この病院はそこまで立派ではないけれども、古いけど、きれいにしてある病院。


受付のおばちゃん（看護師さんかな）も、とてもとても親切にしてくれて、対応が素晴らしい。


帰り際に、母親がトイレに行くときに通った廊下には、大きな看板があり

「医療費にお困りの方、ご相談ください。免除いたしますので、お申し出いただければ対応します」


これって、なんだかすごいですよね。

民間の病院です。


聞いたところによると、この病院は戦前からあり、都内に何箇所かあったらしいのですが、戦争の際になくなって、燃えなかった世田谷の病院だけが残ったのだそうです。


受付正面には、創立者であろうかたの品の良い（でもダースベーダー風の真っ黒な）銅像がこじんまりと添えられています。


この病院・・・・いい感じでした。

ふるーくて、清潔感たっぷりで、親切で・・・。

お医者さんて、安心を与えるところなんですもんね。


この病院のHPはありませんでした。

内科 呼吸器科 消化器科 循環器科 放射線科 。

名前は「児玉経堂病院」です。