今週は久しぶりに模型工作の夜が続いています・・・・。 マイクロエース機のリペア?作業・・・・、今晩 工場に入場してきたのは試作ディーゼル機関車 DF40形。 昭和30年代・・・・鉄道の動力近代化のために国内各メーカーで様々なディーゼル機関車が試作された中の1両なのです。 まあ、こんな車両を製品化してくれるのはマイクロエースだけ!と思い、実車同様に1両のみ購入しておいたのです・・・。 入線時の試運転を済ませた後は カプラー交換作業のみ施行して その後は収納したままの状態が続いていましたが 今回 在庫模型の収納場所変更に伴い 久しぶりに目に留まりました・・・・。 早速 ケースから取り出してみようと思った瞬間、異変に気づいてしまったのです。 な、何とスカートが外れ掛っている・・・そして前照灯のライトレンズも無い! 「こりゃどうした事か?」って訳ですが その理由は 3月の大震災にあったみたい・・・・。 当時、棚上に置いておいた模型が地震の揺れで一気に落下・・・・、ケースが割れたりしたのが数点ありましたが 災害現場?の復旧作業が最優先だったので 1両1両チェックをしていなかった・・・・。
参考までに震災当日の状況を再掲載しておきます・・・・
この崩落した模型の山の中に居たんだよね・・・・DF40も。
正直・・・ちょっとショック! でも幸い外れた前照灯レンズはケース内から発見されたし スカートの破損も見えない部分の爪が折れただけの様子・・・・、 この程度なら簡単に修繕可能だし、他に大きな傷も認められないので 今夜は 急遽 これのリペア作業としました・・・・。
まずは 久しぶりに試走線に載せ試運転・・・・・ さすが当時のマイクロエース製! モーターがウンともスンともいわずにレール上で不動状態・・・。 「やっぱりね・・・!」 だけど これは震災の影響じゃ無い・・・例のグリースのせい・・・・。 車両分解は既に手慣れたものなので 下廻りを外した後、台車を分解してみましたが・・・・・ いや、こりゃ酷い! 台車駆動部のウォームギヤがベットベト・・・・ これじゃ どんなにモーターを廻そうとしたって動く訳無いもの。 中国製の安物グリースだから 経時的に溶剤成分が気化しちゃったのかな? 本当・・・ボンドのように粘着していました・・・。 早速 ウォームギヤを含むギヤユニットを洗浄液中にドボンッ・・・・容器を密閉してシャカシャカとシェイクしてみたら 透明の洗浄液がどんどん褐色に近くなっていく・・・・・。
洗浄液から引き揚げて再び動力ユニットを組み上げて・・・・もちろん新たな潤滑剤 CRE-2-26を塗布しておきました。 再組立後、再び試走をしてみたら・・・・新品時のようなスムーズな動きになりました。
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スカートの修繕にはそれ程時間も掛らずに完了・・・。 そういえば この車両も前面手摺や解放テコ等の追加加工は未施行状態だったので ついでにやってしまおうかな? この続きは明晩という事で・・・・。