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この道25年の就職支援活動

2025年02月01日 | 仕事

 再就職支援の業務に携わって今年で25年目を迎えます。この間、「アウトプレースメント」や「新卒の就職支援」、住所を失った人、いわゆる「ホームレスになった人の就職支援」、近年では「中高年者の再就職支援」など、この仕事の性質や奥深さ、意義や手法のレベルを知るようになりました。

 一般的に、中高年齢者の転職(職種を変えること、または職場を変えること)は、本人と求める企業先とのキャップが大きいと考えるのが普通です。転職回数が多いと、そのギャップは想像以上に大きいと思います。転職回数が多ければ多いほど求職者は経歴を「売り」にしては?と励ましています。

 止むを得ない事情で転職する場合は、今までの職歴や実績はもちろん、細かい仕事経験が問われます。20才代のように体力で業務を乗り切ることも難しくなりますし、リスクが取れない状況も増えます。今まで勤めていた企業の賃金額を意識していては、正直その賃金額を据え置いて雇える企業など少なく、就職してからの実力次第ということでしょう。

 転職する必要があるのなら、その理由を明確にしていなければなりません。今まで勤めていた職場で何が不満なのか、多少 仕事に対して不満を持っていたとしても、家族がいてローンも抱えていたなら、今の仕事を続けることを選ぶのが世の常ではないでしょうか。

 中高年者の転職者を受け入れるということは、企業の価値に見合うこれまで以上の成果と実績を期待されていることを理解すべきで、年齢とともにギャップは大きくなっていきます。つまり、自分には「何ができて」「何ができないか」「何がしたいのか」「何がしたくないのか」が明確でなければなりません。

 自分の都合だけで仕事を押し切ろうとすると、ミスマッチにつながっていきます。職場では自分に何が求められているのか、ただ与えられた仕事をこなすスタンスで転職や再就職を目指しても、企業側からすればそんな中高年齢者をわざわざ雇う必要などないのです。

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