戦後78年を迎える今年、この時代になってもウクライナとロシアの戦争が行われ、どちらの国に加担しようが、周辺の諸国はその影響を受け、精神的、経済的な負担を強いられています。
戦争は、相手の国のトップを取り巻く首脳陣の、感情が初期段階での“もつれ”から起きることが多く、日本が行った先の戦争も同様でした。その感情が国民へ伝える情報機関の役割も大きいことは見逃せません。冷静さを失わぬことです。
報道されているのはウクライナの人々の被害が多く、ロシアの人々が戦争をどの様に考えているか、正確には伝わっていないような気がします。両国の若者が家族や国の行く末を案じて、多く兵士が死んでいることを忘れてはなりません。
戦争が始まってやがて1年になろうとしています。長引けばその傷はますます深まり、終決をするには大きなエネルギーが必要となるでしょう。終決のためだと太平洋戦争で『原子爆弾を用いること』だけは、何としても避けなければなりません。
戦争が終結後に課題となるのが領土の線引きです。戦争前の領土か、それとも実効支配かで線引きが分れます。いずれにしても、両国のどちらも戦後の復興に大きな負担がかかり、周辺諸国も経済的支援の覚悟が必要でしょう。
戦後復興の景気好転も考えられますが、多くの犠牲の上に立って起こることを忘れてはなりません。