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葬儀の変化

2023年02月02日 | 日記

 日本の葬儀は、「家」を中心に行われ、封建時代の家族制度によって血縁で結ばれた「家」の概念により、本家・分家の関係、親族の関係、または「家」と地域との結ぶ「社会的な儀礼」として行われていました。

 昔は、通夜、葬儀は自宅で行い、亡骸は町内の墓場の隣に火葬する広場へ運び、ワラや薪を積み、火を付けて焼き、夜中に近所の人と焼け具合を見に行ったことがありました。そして、葬儀は時代とともに変化し、住み慣れた自宅での葬式から、スペースなどの都合もあり葬式場ホールで行い、公営の火葬場へ運ぶようになりました。

           

 2月になって、1日は町内の老人クラブ会員の葬儀が神式で行われ、きょうは「義兄・杉本勝さん」の葬儀が仏式で行われます。新型コロナの感染防止によって、親・子・兄弟でといった、葬儀も直系親族および近しい親族や親交の深かった人だけで行います。通夜で家族がしのびあう時間を多くとり、式場も自宅から葬祭会場・公営斎場へと変わり、私自身の葬儀の事を考えるようになりました。

         

 一般では、通夜を省略する一日葬、葬式・告別式などの社会的儀式を行わない直葬といったシンプルな葬儀のスタイルも行われるようになりました。

 近隣・地域への遠慮から密葬や家族葬の数が増え、形式的には従来型の葬儀であっても、その規模や参列者の範囲は昔に比べて少なくなって、近しい直系親族が中心となり、極端に規模の縮小が進んできました。

 もちろん、昔からの形式で親族・地域との結びつきの深い大規模な葬儀は今でも行われ、新幹線を利用して広範囲な地域から人が集まる大規模な葬儀も増えているようです。

 

 

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