外教生活 in 中国山東省濰坊-淄博-泰安-済南&北京=>故郷へ

北京五輪の翌年(2009年)からの外教(外国籍教師)生活と地元での留学生との触れ合いを綴っています。

お土産品と付帯のメッセージ

2014年06月09日 | 日記
6月9日(月) 雨のち曇り

朝4時頃雷雨の音で目が覚めました。
北京でも二日連続夜と夕方に強風と雷雨がありまして、同じ状況を見ているようでした。

週末に2年生の男子学生から地元の土産品を持ってきたと連絡がありました。
日本語についてはあまり成績の良くない学生で、先学期も点数が足りずレポート提出を
させた学生です。

この時期に贈り物をしてくる学生には何かメッセージがあるものでして、昨日彼から
メッセージがありました。
「私の状況を理解してほしい」と。

彼が言うには、日本語には全く興味がなく、他の分野を勉強したかった。
今は入学試験後の振り分けのせいで日本語科にいるが、元々勉強したかった分野を
勉強する為に大学院試験を目指している、のだそうです。

一日何時間くらいその勉強に充てているのか尋ねたところ、
専門知識については2時間、英語が3時間。
週末にはそれぞれ4時間、3時間。
週末の時間がさほど長いとは思えなかったのですが、努力はしているようです。

理解はするが、この大学は卒業しなければいけないのだから、日本語は最低限勉強して
おかなければいけないんじゃない?と返しましたら、努力はしますと。

確かに中国の大学入試制度については、不自由極まりないものと感じておりますし
大学院進学がこれまた超難関であることを考えれば、彼のような専門外から院に進むのは
どれだけ難しいのか、想像ができないほどです。
それを承知の上で2年生の段階から目標に向かって努力しているのは評価できます。

しかし、だからと言って彼を特別扱いという訳にもいきませんので、授業は前半だけでも
出席するように(出席点のため)、試験の結果が悪ければレポート提出等の配慮はする
ことを伝えました。
彼も納得しました。

今学期は出席率はいいので、大丈夫だろうとは思っているのですけどね。
後は彼の努力次第です。
コメント
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