外教生活 in 中国山東省濰坊-淄博-泰安-済南&北京=>故郷へ

北京五輪の翌年(2009年)からの外教(外国籍教師)生活と地元での留学生との触れ合いを綴っています。

もう噂に

2016年06月08日 | 日記

6月8日(水) 晴れ

昨日今日と早朝に霧がかかっています。一時期弱まったと思っていた大気汚染が
再び強くなっています。

さて、私の離職が2年生の間で噂になったようです。若干事実を曲げられて。

昼前にある2年生からメッセージがありました。
昨日校内にある店で食事をしてから食中毒になり午後に病院に行くので、午後の授業は
欠席したいと。もちろん許可を出したのですが、その後の文章に目が点になりました。

その内容は
①今日の授業が最後と聞いている、出席できなくて残念。
②先生は今学期が終わって帰国し、もう中国には戻らないという話がある、本当ですか。

①については月曜日の授業で、来週が最後の授業で20日が期末試験、であることを
話したばかりなんですけどね。まだ授業はある旨を伝えると安心したようです。

②については私の離職理由が学校側に都合良く曲げられている印象があります。
この言い方だと私の離職は「私の自己都合による帰国」で片付けられてしまいます。
もう1年ここで過ごした後であればそれで良かったのですけどね。

彼女の話によると午前中に彼女のクラス(1組)でそういう話があったそうです。
ならば当然の成り行きで2組にも広まりますね。
JLPT(日本語能力試験)が終わるまでは悪影響を及ぼしたくないと思っていたので
黙っているつもりだったのですが、来週の授業でちゃんと説明しましょう。
このままでは「他の学校に行くために帰国と偽って離職した」と捉えられかねません。

濰坊にいた頃に親しかった先生から
「契約打ち切りを本人都合にされたことがある」と聞いたことがあります。
事実の捻じ曲げは中国共産党の得意技ですし、何かと面子を重んじるお国柄ですから
同じことが自分にも起きていると解釈はできますが、これからも関係が続くであろう
今の学生たちの間に誤解を生じるのは迷惑千万です。

しかし、考えようによっては「いい機会」を与えてもらったのかもしれません。
「対面でちゃんと挨拶をしたい」のが本音でした。
試験への影響を危惧するあまり、JLPT終了後に「QQで挨拶」という後味悪い方法を
取ろうとしていました。
「そんな些細なことは気にするな、学生を信じろ」と言われているような気がします。
来週の授業でちゃんと挨拶し、改めて激励したいと思います。

コメント
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