外教生活 in 中国山東省濰坊-淄博-泰安-済南&北京=>故郷へ

北京五輪の翌年(2009年)からの外教(外国籍教師)生活と地元での留学生との触れ合いを綴っています。

英語の試験

2016年06月18日 | 日記

6月18日(土) 晴れ

今日は大学英語試験という中国国内の大学生向けの英語の試験の日です。

日本語科の学生も大半が受験します。
私は英語の重要性も話しているので、試験前にはエールを送りますが
今回この試験の実態を知って少々複雑な気分になりました。

今朝3年生と食事を共にした時の会話。
私:今日試験だよね
学生:はい、そうです
私:なんだか緊張感を全く感じないのだけど
学生:はい、全く準備してませんから諦めてます

2週間後にN1がありますから、当然ですが・・・。

この試験には四級と六級がありまして、午前中に四級、午後に六級の
試験があるそうです。
(中国では基本的に数字の大きい方が高いレベル)
日本の英検と同じように併願できるのかと思いましたら

「四級に合格しなければ六級を受ける資格はありません」
さらに
「私たちは2年生にならないと四級の申込みができません」

彼女の話だと、この大学では合格率を上げるという理由で
英語科以外の学生には1年次での受験を許可していないそうです。
日本語科の英語の授業(週2回)は2年生まで。
確かに1年次の基礎は大切ですが、英語に触れている内に四級と六級を
受験させるべきだと思うのですけどね。

合格率を上げる、つまり学校の面子を保つためですね。
それに加えて必ず四級から受験しなければいけないというこの制度。

外国人から見れば理解不能な「不思議」がまた一つ増えました。

 

コメント
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