エスせんブログ

ラノベ好きなB級小学校教師のエスせんが、教育中心に色々語るブログです。少しでも面白ければ「いいね」御願いします。

自分たちでルールを決める経験

2023-11-27 04:30:00 | 教育
 月~火曜は、学校教育について書いています。今回は「自立」や「自律」に関する話です。
 何故、その事を話題にしようと思ったか。それは、Voicyフェスでコテン深井さんと苫野一徳さんの対談『民主主義と意識の間の軋轢をどいう生きるか』を聴いて、ハッとしたからです。
 対談の中で苫野さんは、「民主主義をアップデートするためには、自分たちの社会を自分たちで作るという経験が必要」と言う趣旨の発言をしていました。それを受けてコテン深井さんは、「学校などの小さな場面で構わないから、自分たちでルールを決める経験をしなくてはならない」と言う趣旨の発言をしていたのです。
 ここで、ハッとしました。
 昭和40~50年代に幼少期を過ごしたせいか、小学校教師に成り立ての頃から私は、「自立」や「自律」という事を重視してきました。と言っても、B級教師ですから、大した実践をしてきた訳ではありません。私がした事と言えば、学級の子供たちが何かをしたいと考えた時、それを実現するための「正しい方法」を作っておく…くらいなものです。
 でも、これってもしかして、コテン深井さんが言っていた、「自分たちでルールを決める経験」をさせていた…って事ではないか。放送を聴きながら、そんな風に思いました。
 因みに、「正しい方法」と言うからには、「正しくない方法」もあります。例えば、大声でギャーギャー騒いで、自分たちの欲求を押し通す…は「正しくない方法」だと思います。これってつまり、暴力的な方法で実現を目指している訳で、民主的な方法とは正反対と言えるのではないでしょうか。
 その様な方法で要求された場合、私は断固として断ってきました。そう言う暴力的な方法を認めてしまうと、発言力や影響力のある一部の子の意見ばかりが通りやすくなるからです。
 私が子供たちに伝えてきたのは、「全員納得するのは無理でも、大多数の子が納得する方法で決めよう」と言う事です。放送の中でコテン深井さんは、「多数決でなく、みんなで決める」と言う趣旨の発言をしていて、そのレベルにはまだ達してない…と思いました。時々、多数決する事もあるので…。
 それでも、「私って、なかなか頑張ってるじゃん」と勇気づけられました。
 それで具体的な方法ですが…って、かなり長くなりました。続きは、又明日のブログで。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
コメント
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