忘己利他

書道をやっています。大切な仲間に恵まれ、ふれあい、共に楽しむために・・・

第5回書を楽しむ麗川会展 終了

2015-10-06 20:05:24 | 書展
お蔭さまで「第5回書を楽しむ麗川会展」が終了いたしました。
ご来場くださった皆様に、厚く御礼申し上げます

出品者35名の小さな書展ですが、
ご来場の方々より
「前回よりずっと内容が充実した」との
お言葉をいただき、
手前味噌ではありますが、
誇らしく感じました。

また、出品者の自主性も発揮され、
会場装飾のお花や懇親会の準備は
会員有志が積極的にやってくださり、
嬉しい限りです



今回初出品された7名の方の作品をご紹介します。


流麗な線が見事なKさんの作品です。
百人一首で有名な
「瀬を早み 岩にせかるる 滝川の
われても末に 逢はむとぞ思ふ」崇徳院のうたです。
御自宅が遠いので、御稽古に通われるのが大変ですが、
それでも熱心に頑張ってくださっています。



孟法師碑 Gさんの作品です。
2年前の麗川会展をご覧になって、
こんな書展に出品したいと思い、
入会されたそうです。
今回Gさんの作品を観に、
たくさんのお客様がお越し下さいました。



まだ入会されて半年ぐらいしか経っていない
Suさんですが、現在最も熱心で、
期待の新人です。
この「道」は、入会半年の成果、会心の作です。
誰でも最初の一歩はあるもの。
次回は、もっと充実の作品が観られることでしょう。



Soさんも入会されて1年半ぐらい。
一生懸命が伝わる作です。
まさに「無我夢中」
娘さんの御家族に囲まれて、
お幸せな一面が見れました。



高校生の時、仮名が得意だったM君が就職し、
仕事の合間に練習を重ねました。
「粘葉本和漢朗詠集」書いた経験のある方は、
御存知だと思いますが、
1枚書くのに1時間ぐらいかかります。
それでも根気よく、何回も集中して書きました。



麗川会で最も若い会員。
中学1年生のK君です。
まだ入会して数ヶ月。
永字八法の基本に挑戦中です。



「高野切第三種」全臨の部分です。
Iさんは入会されて一年ぐらいかと思いますが、
入会される前から上手なので、
私は何も指導していないような・・・
几帳面で気遣いをいつもしてくださる、
素敵な女性です。



ベテラン陣の力は勿論ですが、
今回の書展は、とくに新しい力が加わったことが、
頼もしい出来事でした。

明日は朝から片付け、搬出。
もうひと働き。
頑張ります